ロサリオの獲得で優勝への青写真が描きやすい状況になった。それでも金本監督はチームの精神的な成長を促していくつもりだ

 金本知憲監督のV奪回プランが大きく前進した。新外国人として右の大砲ウィリン・ロサリオの獲得に成功した。

 韓国球界で2年連続3割超、30本塁打以上を記録したドミニカン。元メジャー・リーガーで一、三塁を中心に、捕手も経験したことのある強力助っ人だ。

 金本監督は最大の誤算に外国人野手の不振を挙げていた。長打力を優先してゲットしたロサリオは「四番」にふさわしい打力をもっている。

 懸案だった主砲不在が埋まったことで、ロサリオの前後を三番・糸井、五番・福留で挟んだ打線は、チーム得点力の大幅アップを見込める。

 また、指揮官は秋季キャンプを通して、若手の中谷、陽川、大山らに成長の手応えを感じた。金本監督は中谷について「彼なら絶対に打てると思う」と30本塁打を期待。陽川にも「ひょっとしたらというのがある」と伸びシロを強調する。

 レギュラーは福留、鳥谷、糸井の3人。金本監督は「まだチームは生まれ変わりの時期。固定できる選手はいない」と白紙を強調する。
捕手には梅野、坂本、原口。二遊間は成長著しい大山に、上本、西岡、北條、糸原、植田、板山らで競争させる。

 大砲ロサリオ新加入に、成長を遂げた若虎が合体すれば超攻撃型オーダーが組める。

 投手陣も先発は開幕候補筆頭のメッセンジャーが柱。ドリス、マテオの抑えコンビは万全で藤浪、岩貞らの復調がキーになる。

 3年目金本阪神のスローガンは「執念」。指揮官は「勝つために執念を見せたい」とハッパをかける。