「一番・二塁」に定着し、周東がどれだけの盗塁を稼ぐか見てみたい

 俊足を武器に育成から日本代表にまではい上がった周東佑京が、定位置を狙う。開幕前に支配下登録された昨季は、チーム最多、リーグ5位の25盗塁をマーク。秋のプレミア12では侍ジャパン入りし、出場選手最多4盗塁で世界一に貢献した。支配下入りから半年で一気にその名を全国にとどろかせたが、チーム内での立場はまだ「控え選手」。今季のレギュラー奪取へ向けて鼻息荒くオフの自主トレを行っているが、打順で目指すのは、もちろんトップバッターだ。

 昨季は出場102試合だったが主に代走で、先発出場は23試合だった。「プロに入る前からの目標が盗塁王。レギュラーにならないと獲れない」。定位置確保が夢への最低条件だと理解しているだけに、1月の自主トレでは守備の名手・今宮に弟子入り。守備力強化に取り組み、二塁のポジションを狙っている。それとともに打撃面のレベルアップも。「100本ヒットを打てば50盗塁をするチャンスはある。そのためには一、二番を打たないと」。昨季打率.196に終わった打撃に磨きをかけ、必ずリードオフマンを任される存在になる意気込みだ。

 2011年に60盗塁を記録するなど活躍した本多雄一内野守備走塁コーチは、周東について「レギュラーを獲って3割打てれば、あいつならいける」と、00年以降では2人しかいない「60盗塁超え」にも太鼓判を押す。“鷹の韋駄天”が、球界ナンバーワンの斬り込み隊長を目指す。

写真=桜井ひとし