8年ぶりに復帰し、背番号も以前と同じものに

 東北楽天ゴールデンイーグルスは2004年秋に誕生した。発足当初、チームのエースナンバーは「18」ではなかった。名実ともにエースだった岩隈久志は、近鉄時代と同じく21を選択。18番を着けたのは、NTT東日本からドラフト2位で入団した渡辺恒樹だった。しかし左腕は入団から2年間で1勝2敗と結果を残せず。07年ドラフト1位で入団した田中将大に18番を譲った。

 その後の活躍はご存じのとおり。将来的に永久欠番が予想されるほどの背番号となったのは、本人の活躍があったからだ。13年は24勝0敗1セーブ。プロ野球史にさん然と輝く成績を残し、球団初のリーグ優勝と日本一に貢献。14年からはメジャー・リーグのヤンキースへ移籍した。

 今季は8年ぶりに古巣に復帰し、再び18を背負うことに。「生半可な気持ちではどの世界でも通用しない。まずは全力で戦いたい」と臨んだシーズンだった。だが13年のように、勝ち星はついてこなかった。今季22試合目の登板となった10月17日の西武戦(楽天生命パーク)は5回途中8安打5失点で8敗目(4勝)。先発では自己最長の9戦勝利なしとなった。「結果がすべてなので、こういう投球になってしまって悔しい」と肩を落とした。

 打線の援護に恵まれない試合が多く、黒星が先行している。同時点で防御率はリーグ4位の3.11、投球回は147回2/3と、先発ローテの軸としての役割を果たしているが、白星が遠い。レギュラーシーズンも残りわずかだが、良い形で締めくくることができるか。

写真=BBM