2022年から新たに3年契約を結んだ巨人の原辰徳監督

 現役監督最多の1152勝を誇る名将がリスタートを切る。

 原辰徳監督は2019年からの3年契約を終え、新たに3年契約を締結。22年は通算16年目の指揮となる。

 12月8日に東京・両国国技館で行われたファン感謝イベントでは「来季(22年)も監督として、全身全霊をもって戦って参ります。この中から12球団1、2(を争う)、代表する選手が出ることを望み、選手たちもそれを目標に戦い抜きます」とファンに約束。若手の台頭を期待した。

 リーグ3連覇、9年ぶりの日本一を目指した21年は大失速が響いた。シーズン序盤から主力選手や新外国人選手が故障などで相次いで離脱し、オーダーを固定できず。後半戦は先発投手不足による中4〜5日ローテーションも敢行された。

 9月は首位で迎えたが、球団28年ぶりの「9試合連続2点以下」や「22試合連続で先発投手に白星つかず」という球団ワーストタイ記録もあり、9、10月は10勝25敗8分け。最終戦でヤクルトに敗れ、借金1でリーグ3位に沈み、CSファイナルステージでも優勝したヤクルトに1勝もできず敗退した。

「昨年(20年)よりも上回った成績を上げる選手がいなかったところがわれわれ(首脳陣)の不徳の致すところ。やっぱり向上していかないと。選手たちも発奮しなければいけない」と自覚を促す。俊足外野手の松原聖弥や、先発ローテーションを守った高橋優貴、戸郷翔征の成長など、明るい兆しもある。伝統球団を知り尽くす指揮官のV奪回プランに注目だ。

写真=BBM