自慢の長打力を来季、一軍で発揮できるか

 早くも来春一軍キャンプの目玉になりそうな気配だ。2023年度の育成ドラフト1位外野手の野口恭佑が、持ち前の長打力をアピールして評価を上げた。

「早めに準備をして、右足で粘って、ゆっくりタイミングをとることができた。やっとフォームが固まってきた感じがします」

 高知・安芸の秋季キャンプ期間に支配下選手登録された。本人も「びっくりした」とサプライズの格上げだった。

 岡田彰布監督の期待の大きさを表すもので「リストワークがええんやろな。スイングの強さ、速さを感じるよな」とひと目で野口の潜在能力を見抜いた。

 新人だった今季はウエスタン公式戦67試合に出場し、打率.303、6本塁打をマークした。秋季キャンプでもサク越えを連発して内外から注目を集めた。

 今季、リーグ優勝、日本一を遂げた岡田監督は「新しい力」を来季の連覇の条件にしている。安芸で表れた新星はチームを刺激する存在になるだろう。

 秋季キャンプはほとんど経験のない三塁の守備位置に就いてノックを受けた。それも野口の打撃を最大限に引き出すための岡田監督の計らいだった。

「本来はファーストかもしらんけど、選択肢を広げるためにも三塁を守らせたんよ。でもまずは捕ることや」

 台湾でのウインターリーグで武者修行する野口は「この2カ月はすごく大事だと思っています。体をつくって、さらに打力を磨きたい」と一軍の舞台を見据える。

写真=BBM