チームメートとも溶け込み、日本の練習のスタイルにも早くも慣れたガンケル

 阪神に加入した新外国人たちは笑顔が多い。ボーアもあいさつのときにお辞儀をしながら「コンニチハ、ボーアデス」と日本語で話す。サンズも笑顔を絶やさず、エドワーズも自ら笑顔で「ハロー!」と声を掛けてくる。先発候補のガンケルはその中でもマジメな表情が多い方だ。通訳の方々は「みんな陽気というよりは、マジメ」だという。それぞれが日本の文化と野球に溶け込もうとしている。

 その中で、ガンケルが投手練習の後に、コーチに向かって帽子を脱ぎ、お辞儀をしていた。2月1日に加入して約2週間で、すでに日本スタイルで練習を行っている。

「練習の最後に、みんなが帽子を脱いでお辞儀をしているのを見て、これが日本のやり方なんだ、と。僕もそうしようと。それがみんなとなじむには早いかなと思ったし、オープンマインで日本のいろいろなことを学びたいと思っているんだ」

 現在は、国際スカウトで、阪神で大活躍したジェフ・ウィリアムスが帯同し、練習中も話し込むなど、精神的な部分でのサポートをしている。「チームメートからもいろいろと話しかけてもらっているし、いい雰囲気だね」とガンケルは、充実したキャンプを過ごしている。シーズンに不安なく入ることができる環境が宜野座にはあるのだ。

文=椎屋博幸 写真=小山真司