自慢のバッティングを武器にキャンプでも猛アピールを続けている海老原

 道は自分自身の力で切り拓く──。

 日本ハムの背番号144、海老原一佳がキャンプで躍動している。球団初の育成ドラフトで指名され、2年目のシーズン。恵まれた体格からのパンチ力ある打撃を武器に首脳陣の評価も日増しに上げている。

 初の実戦となった2月9日の阪神との練習試合(宜野座)。「六番・指名打者」でスタメン出場した海老原は、5回にやわらかいリストを生かした打撃で5回に左前に安打を放つと、6回にも左中間を破る二塁打。「地道に継続してやってきたことが成果、結果として出てくれました。自信になります」と白い歯を見せた。

 ルーキーイヤーでの支配下登録こそならなかったが、イースタンで69試合に出場して打率.235、11本、40打点をマーク。まだ粗削りな部分もあるが、左打席からの圧巻の長打力は魅力十分。昨季から取り組んでいる下半身主導のフォームも自分のものにしつつあり、チームでも貴重な左のスラッガーとして、今後のさらなる成長、まだまだ底を見せない伸びしろにも期待が集まる。

 2020年シーズンに見据えるのは日本ハムでは初となる育成からの支配下登録、そして背番号を2ケタにしての一軍デビュー。道なき道を力強く突き進み、成長を続ける育成の星が札幌ドームでその豪快なバッティングを披露してくれる日を、いまは楽しみに待ちたい。

写真=BBM