北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・清宮幸太郎

 飛躍を期待されたプロ3年目だったが、大きく期待を裏切る1年となった。96試合出場で打率.190、7本塁打、22打点。得点圏打率に至っては.143……。同期のヤクルト・村上宗隆、ロッテ・安田尚憲に差をつけられてしまった。それでもこの悔しい経験を来季に生かし、今度こそ結果で証明しないといけない。なぜ、栗山英樹監督が起用し続けたのか──。その理由は本人が一番分かっているはず。シーズン後に中田翔が「眼中になかった」と清宮にあえて厳しい言葉を投げかけたが、それもチームの未来を背負う存在にならないといけない存在だからこそのゲキ。ドラフトで7球団が競合した怪物スラッガー。その力はまだまだこんなものではないはずだ。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・福田秀平

 不運もあったが、期待に応える結果とは言いにくいのがソフトバンクからFA加入1年目の福田秀平だ。開幕3日前の巨人との練習試合で右肩甲骨に死球を受け、開幕戦は痛みを抱えながら出場するも、翌2戦目に骨折が判明して早々に離脱。7月23日に一軍復帰したが、荻野貴司の故障離脱とタイミングが重なり“突貫復帰”で、十分に調整できずに本調子とは、ほど遠かった。その後も8月に2度目の離脱となり、終わってみれば62試合出場で打率.216、5本塁打、3盗塁。ソフトバンク時代は“スーパーサブ”として活躍し、シーズンを完走したことはないが、ロッテではレギュラーを期待されての入団だ。藤原恭大、和田康士朗ら若手が台頭している中で、来季はケガなく完走し、外野の定位置を確たるものとしたい。

埼玉西武ライオンズ



西武・山川穂高

 今季も1年間、四番を全うすることができなかった。中西太氏(元西鉄)、野村克也氏(元南海ほか)、王貞治氏(元巨人)以来となる3年連続本塁打王を狙った山川穂高。並々ならぬ気合でシーズンに臨んだ。順調に本塁打を重ねていたが、8月9日の日本ハム戦(札幌ドーム)で右足首を捻挫して暗転。8月は6本塁打を放ったが打率.218、9月は打率.176、4本塁打、10月は打率.145、2本塁打と下降線を描き、10月31日に右足首の治療に専念するために出場選手登録を抹消、そのままシーズンを終えた。今季の成績は打率.205、24本塁打、73打点。山川の状態の悪さが強力打線の低迷にもつながっただけに、体調を万全にして来季の爆発を望みたい。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・上林誠知

 レギュラー奪取を誓った今季、右翼のポジションを担ったのは後輩・栗原陵矢だった。上林誠知にとっては、2019年に引き続き悔しさだけが残ったシーズンとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初の予定より開幕が遅れたことで難しくなった調整。春季キャンプから状態良く来ていた上林も例外ではなかった。「一番・右翼」で開幕スタメンに名を連ねたものの、背中の張りなどもあって調子は上がらず。打率は低空飛行を続けたまま、9月20日、ついにファーム降格を余儀なくされた。ポストシーズンを前に一軍昇格は果たしたが、自分のスタイルに関してはいまも模索中。それでも、形さえはっきりすれば、来季は新しい上林誠知が見られるはずだ。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・則本昂大

 涌井秀章が新たに加入し、層が厚くなったはずの先発投手陣に、思わぬ誤算があった。エース・則本昂大の不調だ。今季はオリックスとの開幕戦に勝利し、3連勝をマークしたまではよかったが、直後に3連敗と波に乗れない。後半戦の入ると、アクシデントにも見舞われた。9月に先発した試合の途中、ベンチ裏で転倒して右手に裂傷を負い、緊急降板。1カ月弱で復帰は果たしたものの、以降の6試合では勝ち星なしの4連敗でシーズンを終えている。涌井と岸孝之が7つずつの貯金を作っただけに、5勝7敗に終わった則本昂が本調子ならば、違う展開になっていたはず。来季こそは本領発揮が求められる。

オリックス・バファローズ



オリックス・榊原翼

 150キロ超の直球にスライダー、フォークを交えるパワーピッチャー。闘志をむき出しにするスタイルを貫く榊原翼は、昨季は3勝も10試合連続QSと、ブレークの兆しを見せていた。だが、今季は開幕二軍スタートとなり、7月に一軍昇格を果たすと、制球が定まらず、四球を出して痛打を浴び、再び二軍へ。終盤に再昇格を果たしたが、ロッテとの今季最終戦(ZOZOマリン)でも7四球と、今季は1勝4敗、防御率5.19に加え、9試合で39四球と課題を露呈した。同期入団の山本由伸に負けじと、制球力向上で先発ローテ入りへ。22歳右腕に安定感が増せば、山岡泰輔、山本、田嶋大樹らとの強固な先発陣が形成できる。

写真=BBM