今季は115試合に出場して打率.289、19本塁打、65打点をマークした坂本

 原辰徳監督が復帰した昨季、キャプテン5年目で悲願のリーグ制覇を果たし、自身初のリーグMVPも獲得した。「今年も一番は優勝と日本一なので、そこを目指したい」とあくまでその1点に集中していたが、周囲からは残り116本に迫っていた、通算2000安打の早期達成も期待されていた。ところが、開幕を目前に控えた6月に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて一時入院。同19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)ではフル出場したが、やはり調整不足は否めず、6〜8月は打率2割台中盤と低迷した。7月には自己ワーストに並ぶ26打席無安打もあり、苦悩の日々を過ごしている。

 それでも気を落とすことなく、明るくチームを盛り上げたキャプテンは、次第にスタンドに観客が増える中、「すごいパワーの中で僕たちはプレーしていたとあらためて実感した」とファンの応援にも後押しされ、9月9日の中日戦ではナゴヤドーム初の1試合3本塁打を放つなど、打撃復調、本来の姿を取り戻した。

 10月30日に連覇達成。安どの表情を見せた坂本は、それから9日後の11月8日のヤクルト戦(東京ドーム)の初回、スアレスから左翼線二塁打を放ち、史上2番目の年少記録(31歳10カ月)で通算2000安打。しかし、日本シリーズではソフトバンクに惨敗を喫した。来季もキャプテンを務める背番号6は「本シリーズの悔しさをチーム全体で感じながらキャンプ、自主トレをやらないといけない」と闘志を燃やしている。

写真=BBM