在籍10年を超える長距離砲がズラリ



日本球界に13年在籍して464本塁打を放っているローズ[写真は巨人時代]

 プロ野球選手の通算成績ランキングを見てみると、ズラリと並んでいるのは日本人の選手。在籍した期間が短い助っ人たちは、どうしても不利だ。とはいえ、彼らがプロ野球を活気づけた脇役にとどまらず、時として主役に躍り出て、チームの勝利、そして優勝に貢献したことを多くのファンは知っているだろう。時代の違いなどもあるから単純には比べられないものであり、部門によっては強引にはなるが、彼らの通算成績を比較してみたい。まずは歴代の強打者たちだ。

 助っ人の強打者といえば、やはり本塁打。これは日本人の選手も同様だが、本塁打のように積み上げるタイプの数字は単純に考えれば在籍が長いほうが有利となる。“本塁打王”は、13年にわたってプロ野球でプレーしたタフィ・ローズ。1996年に近鉄へ入団、2004年に巨人へ移籍して、米マイナーを挟んで07年にオリックスでプロ野球に復帰したローズは、通算1674試合に出場して1792安打、464本塁打を積み上げた。シーズン本塁打王は4度。2度目の戴冠となった01年には55本塁打を放ち、巨人の王貞治と当時のシーズン本塁打で頂点に並んだこともあった。

 2位はDeNAの監督としても結果を残したアレックス・ラミレス。2001年に来日してヤクルトで7年、巨人で4年、DeNAで2年と、ローズと同じく13年間プレーしたラミレスは、通算1744試合の出場で380本塁打を残している。本塁打ではローズに大きく引き離されたラミレスだが、通算安打ではローズを寄せ付けず。通算2017安打で、外国人の選手として唯一、2000安打を突破して名球会の一員となっている。もちろん、助っ人ではトップの数字だ。ラミレスはシーズン本塁打王2度ながら、シーズン最多安打は3度の安打製造機でもあった。

 ちなみに3位は西武など3チーム12年のアレックス・カブレラで357本塁打。以降、ヤクルトほかのバレンティン、ロッテのレロン・リー、阪急ほかのブーマー、リーの弟でロッテほかのレオン・リーと10年を超える選手が並ぶ。8位が中日と近鉄に在籍したブライアント。一軍出場は近鉄のみで、8年間で259本塁打を放っている。

【外国人選手 通算本塁打トップ10】
1位 464 タフィ・ローズ(近鉄ほか)
2位 380 アレックス・ラミレス(ヤクルトほか)
3位 357 アレックス・カブレラ(西武ほか)
4位 301 ウラディミール・バレンティン(ヤクルトほか)
5位 283 レロン・リー(ロッテ)
6位 277 ブーマー・ウェルズ(阪急ほか)
7位 268 レオン・リー(ロッテほか)
8位 259 ラルフ・ブライアント(近鉄ほか)
9位 246 クラレンス・ジョーンズ(南海ほか)
10位240 タイロン・ウッズ(中日ほか)

文=犬企画マンホール 写真=BBM