5、6位に田中将大の名前



交流戦終了時点で防御率0.89だった青柳。現在は1点台だが、再び0点台に突入することができるか

 6月23日現在でセ・リーグの防御率ランキングは阪神の青柳晃洋が1.17でトップ、2位は同じく阪神の西勇輝で1.99。パ・リーグの1位はオリックスの山本由伸で1.55、2位はロッテの佐々木朗希が1.56で続き、計4人が防御率1点台。一方、3割バッターはセが4人、パは3人で、投高打低が顕在化している。

 そこで今回は歴代のシーズン防御率トップ20を見ていこう。掲載したランキングは1950年の2リーグ分立以降のもの。通算記録にすると藤本英雄(巨人ほか)が43年に記録した歴代1位の0.73をはじめ、トップ50のうち30人までが50年以前の記録になってしまうからだ。


 50年以降でトップは村山実(阪神)が70年に記録した0.98。これが唯一の0点台になっている。この年の村山は兼任監督を務めており、2年後には引退することになる。落ち方の異なるフォークを操る技巧派になっていたが、まさにチームの先頭に立ってチームを2位に導いている。村山はデビューイヤーの59年に記録した1.19が3位、4年目の62年の1.20も4位にランクしており、2000投球回以上の通算防御率でも歴代6位の2.09だ。

 2位にランクしているのが56年の稲尾和久(西鉄)で1.06。こちらもルーキーイヤーにいきなり記録し、日本一にも貢献している。稲尾はシーズン防御率1点台以下を村山の5度を上回る6度記録しており、通算防御率では村山を超える歴代3位の1.98だ。

 上位には昭和のレジェンドたちが並ぶ中で、5位と6位に名を連ねる田中将大(楽天)の存在が光る。13年は24勝無敗でチームを日本一に導き伝説となったシーズンだが、11年もすごい。この年は統一球が導入された年で、やはり極端な投高打低となり、パでは4人、セでは2人が防御率1点台をマークしている。ランキング17位の日本ハム・ダルビッシュ有(現パドレス)もこの年で、1.44で最優秀防御率のタイトルが獲れなかった。

 昨年の山本由伸も歴史的な快投で1.39だが、それでも13位。今年は果たしてこのランキングに入ってくる投手が現れるのか、青柳は村山以来の防御率0点台を達成できるのか。楽しみに見ていきたい。

写真=BBM