12月27日、「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は女子準決勝2試合が行われ、第1シードの桜花学園高校(愛知県)と第2シードの岐阜女子高校(岐阜県)が勝利して決勝にコマを進めた。

 今シーズンの桜花学園と岐阜女子の公式戦での顔合わせは3回。2月の東海高等学校新人大会で岐阜女子が57−49で先勝するも、6月の東海高等学校総合体育大会バスケットボール競技は桜花学園が81−50でリベンジ、そして8月の全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)でも桜花学園が72−59と勝利して、対戦成績は桜花学園の2勝1敗だ。

 今大会、トップシードの2チームはともに盤石な試合運びで決勝進出を決めたと言っていい。それを物語っているのが1試合平均の得失点。両チームとも決勝まで4試合を行い、桜花学園は1試合平均得点が100.8、失点が65.3、対する岐阜女子は得点が83.8、失点が61.3。この数字を見ただけで他を圧倒して勝ち上がってきたのがわかるだろう。

 準決勝後の記者会見で桜花学園の印象を聞かれた岐阜女子の安江満夫コーチは、「今年の桜花さんは1番から5番(ポジション)までスキがない」と警戒すれば、対する桜花学園の井上眞一コーチは「ポイントガードの藤田(和)、シューターの林(真帆)がしっかりしていて、(優勝した去年のチームより)安定感がある」と、岐阜女子を分析している。

 大会前から3年生の態度に不満を持っていた井上コーチ。「ゲームコントロールは江村(優有)、得点はアマカ(オコンクウォ・スーザン・アマカ)と2年生に頼る雰囲気が3年生にあったのが不満の理由。ただ昨日と今日の試合あたりからしさが出てきた」と評価。「3年生は高校最後の試合となるので、悔いのないようにプレーしてほしい」と語った。

 安江コーチは「練習してきたことをコートで出させるだけ」と、平常心を強調。そして「スキのない桜花さんからどのようにスキを見つけるか。あくまでもうちはチャレンジャーとして向かっていくだけです」と前を向いた。

 明日の決勝戦、桜花学園が勝利すれば3年ぶり22回目の優勝、岐阜女子が勝てば2年連続3回目の優勝であり、初のウインターカップ連覇を達成する。この模様は「BS朝日」、「J SPORTS」で生中継されるほか、「Yahoo! JAPAN スポーツナビ」、「バスケットLIVE」、「J SPORTS オンデマンド」でインターネット配信される。ティップオフは正午、令和初、今シーズンの真の女王が決定する。