12月28日、「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は女子決勝戦が行われ、桜花学園高校(愛知県)と岐阜女子高校(岐阜県)と激突。今シーズン、公式戦での対戦成績は桜花学園の2勝1敗だ。

 決勝まで対戦相手を圧倒する戦いぶりを見せた両チーム。それだけに熱戦が予想されたが、それに違わぬ攻防が繰り広げられた。その中で、第4クォーター、桜花学園のエース、平下愛佳が気迫のこもったドライブでリードを広げていく。

 試合時間は残り3分を切った。桜花学園が10点リードする展開の中、岐阜女子はオールコートのプレスディフェンスで逆転への糸口をつかもうとしていた。岐阜女子は桜花学園のボール運びにプレッシャーをかけ、次々にボールを奪って速攻を仕掛けて反撃。

 残り10秒、3点ビハインドの場面でボールが岐阜女子の林真帆に渡る。ここまで3本の3ポイントを含む、24得点を挙げていた林は、3ポイントラインよりもやや後ろからリングを狙った。チームの期待を乗せたそのシュートはバックボードに当たり、ボールが大きく弾かれて桜花学園の平下がリバウンドをキャッチする。結局、岐阜女子の最後の粘りはゲームをひっくり返すまでには至らず。岐阜女子が67−72で惜敗した。

 試合後に行われた表彰式が終わっても、林の涙は乾くことはなかった。

「何が何でも勝ちたかったので、最後までしっかりとディフェンスも気持ちを切れずに全員でできたかなと思います。でも最後はシュートを決めきれなかったので、そこがすごく悔しいです」

 報道陣に囲まれながら振り絞るような声で林は試合を振り返った。「夏のインターハイの時は第2クォーターの終わりで離されてしまって。その時は自分たちで食らい付くことができなかったんですけど、今回はしっかり粘り強くできたことは良かったことかなと思います」。

 岐阜女子のキャプテンとしての3年間を振り返り、「まず今まで支えてくれたり、お世話になった方々に本当にありがとうと伝えたいです」と感謝の言葉で締めくくった。