「ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子準決勝、大阪薫英女学院高校(大阪府)は、後に優勝を飾った桜花学園高校(愛知県)と対戦。前半終了時点で、25−43と大きくリードを奪われると、後半でも巻き返すことができずに最終スコア61−95で涙を飲んだ。

「シュートを打っている本数は変わらないと思うんですけど、決めきる力が自分たちにはなかったと思います」

 そう試合を振り返ったのは、2年生ガードの中村真湖。中村の言葉どおり、この試合のフィールドゴール数に目を向ければ、桜花学園の計84本に対して、大阪薫英は85本。2ポイントシュートでは相手の34本に対して20本成功と、決定率が勝敗を分けたといえる。

 大阪薫英女学院は新チームになって1度桜花学園と対戦し、「その時はついていけた」と中村は当時を振り返る。しかし、ウインターカップでは34点差の完敗。中村は「この1年で桜花の方が成長している部分が大きくて、これだけの点差が開いたと思います」と肩を落とした。

「ディフェンスのプレッシャーがきつくて、自分もリングへあまりアタックできませんでした」

 スターティングファイブに名を連ねた中村は、桜花学園のディフェンスに苦戦し、約23分間出場で無得点。それでも「今年のチームはセンターを使うことを意識してきたので、自分はいくよりかはセンターを使うことが上達したかなと思います」と話すように、森岡奈菜未や塩谷心海(ともに3年)との息の合った連携で、味方の得点を演出した。

 激しいマッチアップを繰り広げた桜花学園の江村優有(2年)についても言及。2年生同士のマッチアップは「もっと抜けた」と後悔を残した。

 1年生の時にはウインターカップ準優勝を経験した中村。今年はベスト4で大会を去ったが、中心選手としてチームをけん引したことは間違いない事実だ。

「今年は試合に出ていた3年生3人がチームを引っ張ってくれていたんですけど、高さとかシュート力が抜けた部分をどう自分たちでカバーしていくかをプレーでも引っ張っていかないといけないですし、声をかけ続けることも大会中に先生からずっと言われていたことなので、そこはやっていかないといけないです」

 2年生の司令塔はそう来年への意気込みを述べ、さらなるステップアップを誓った。