「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の最終日は、男子決勝が行われ、福岡第一高校と福岡大学附属大濠高校(ともに福岡県)とが対戦した。

 結果は福岡第一が75―68で勝利。序盤から主導権を握った福岡第一に対し、福大大濠は追い上げを図ったものの、追いつくまでには至らず。26年ぶりの優勝はならなかった。

「最初、自分たちのやりたいバスケットができなくて、福岡第一の流れになってしまいました。でも、ハーフタイムで自分たちがやってきたバスケットを確かめて、もう一回やるぞという気持ちで臨みました。逆転することはできなかったけれど、追い上げることはできたと思います」

 試合後、こう語ったのは福大大濠の平松克樹。司令塔としてゲームをコントロールする2年生だ。

 決勝の相手である福岡第一は福岡の地区大会から県大会、九州大会と何度も対戦しているチーム。そのため、「お互いに手の内は知っているので、今までやってきた自分たちがやりたいバスケットをどれだけできるか。今のチームは西田さん(公陽/3年)や横地さん(聖真/3年)と攻めれるフォワードがいるので、自分はその2人の動きに合わせて3ポイントシュートだったり、中にドライブしてアシストだったりを増やしていこうと思っていました」と試合に臨んだ。

 しかし、試合後は「最初のプレーでターンオーバーから入ってしまって…。3ポイントシュートの確率も悪かったので、これから練習していかないといけないなと思います」と反省の弁。さらに同じガードである福岡第一の河村勇輝(3年)については、「小学校の頃からやってきて、高校で河村さんがさらに上手くなって、今日も手も足も出なかったけれど必死に付いてこうと思っていました。河村さんの方がシュートの精度も高かったし、ミスも少なかったので、まだまだ負けていますね」とも語った。

 だが、2年生の平松にとって今大会でファイナルの舞台に立った経験は大きい。

「自分がダメな時に准平が活躍して、自分ももっとやらないといけないなと思います。あいつのおかげで上手くなれるというのはあるので、これからも切磋琢磨していきたいです」という中学の後輩でもある岩下(1年)の存在もプラスとなっており、「ガードとして自分と准平がこの舞台を経験させてもらったので、2人がチームを引っ張って、今以上に声を出していきたいです。もう一度このコートに戻ってきて、次は日本一になれるように頑張ります」と、平松は次なる戦いを見据えた。
 
文=田島早苗