◆大柄なレイカーズ相手に201センチ以下の選手たちのみで競り勝ったロケッツ

 2月7日(現地時間6日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦。ヒューストン・ロケッツはリムプロテクター兼リング下のフィニッシャーとして君臨していたクリント・カペラ(現アトランタ・ホークス)を4チーム間のトレードで放出後、初の試合となった。

 ジャベール・マギー(213センチ)、アンソニー・デイビス(208センチ)、レブロン・ジェームズ(206センチ)と、先発に2メートル超えの選手を複数擁するレイカーズに対して、ロケッツはダヌエル・ハウスJr.(198センチ)が最も高いというスモールラインナップ。

 奇策と言ってもおかしくはない布陣で臨んだロケッツだったが、ほとんどの時間帯でリードしていたのはロケッツ。同点9回、リードチェンジ12回の末、アウェーのロケッツが121−111で勝利をモノにした。

「毎回、何か違うことをトライする時というのは、選手たちがそのことを信じなければならない。でも彼らは挑戦し続けてくれたよ。今夜はただの1試合だったが、自信は持っているよ」

 マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が試合後に明かしたように、ロケッツの選手たちはビッグマン不在の中、ディフェンスではダブルチームやカバーで助け合い、オフェンスではスペースを有効活用して得点を量産。

 タイソン・チャンドラーとアイザイア・ハーテンスタインという2人の7フッター(213センチ)が出場選手登録されていたものの、この日プレーした選手の中で最も身長が高かったのは新加入のロバート・コビントン(201センチ)。

 ロケッツデビュー戦となったコビントンは、7投中4本の3ポイントを沈めるなど計14得点に8リバウンド4アシスト2スティール2ブロックの大暴れ。勝負どころで長距離砲を沈めるなど、出場時間帯における得失点差で両チームトップの+16という見事な活躍を見せた。

「コートに出て、大きなインパクトを残すことができたんだから、大きな意味がある。コーチ陣とチームメートたちが僕を信じてくれていることを示すことができたよ」とコビントン。

◆41得点を奪ったウェストブルックが“ビッグO”とレブロンに次ぐ偉業達成

 ベン・ゴリバー記者は試合後、ジェームズ・ハーデンが「俺たちは決して小さいわけじゃない。もちろん、高さという面では小さい。だが俺たち1人1人には大きなハートがある。どんな相手だろうと、俺たちは競い合うことができるんだ」と語っていたと報じている。

 レイカーズ戦で、ロケッツはラッセル・ウェストブルックがゲームハイの41得点に8リバウンド5アシスト、エリック・ゴードンが15得点、ハーデンが14得点7リバウンド7アシスト、ハウスJr.が13得点、PJ・タッカーが11得点6リバウンドをマーク。

 両チームワーストとなる8本のターンオーバーを記録したウェストブルックだが、フィールドゴール28投中17本(うち3ポイントは2投中1本)、フリースロー8投中6本を沈める高確率でロケッツをけん引。

 また、故郷カリフォルニア州で行われたレイカーズ戦で、ウェストブルックは通算2万得点(2万7得点)に到達。さらに6,104リバウンド、7,212アシストを記録していることで、NBA史上3人目となる通算2万得点、7,000アシスト、6,000リバウンド以上をクリアしたエリートクラブへ仲間入り。

 “ビッグO”ことオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)、レブロンに次ぐ3人目の偉業を達成したウェストブルックは「ありがたいこと。健康でいられることに感謝している。本当に多くのすばらしいチームメートたちがいてくれたことに感謝している」と語っていた。