◆第3クォーターに37−18と一気に突き放したロケッツがシリーズ突破に王手

 8月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAは4日ぶりにプレーオフが再開となり、ヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダーとのシリーズは両チーム譲らず2勝2敗で第5戦を迎えた。

 ゲームが動いたのはロケッツ3点リードの48−45で迎えた第3クォーターだった。この12分間でロケッツは37−18と一気にリードを広げ、そのまま主導権を握って最終スコア114−80で快勝。

「今夜のポイントは、ターンオーバーが多発したことが何度かあったこと。あれが本当に響いてしまった」とスティーブン・アダムズが話したように、サンダーはこの試合でアシスト11本に対して18本のターンオーバーを喫してしまい、そこからロケッツに20得点を許す結果となった。

 また、サンダーがチーム全体でフィールドゴール成功率31.5パーセント(29/92)、3ポイント成功率15.2パーセント(7/46)と苦しむ中、ロケッツはジェームズ・ハーデンを中心に攻め立てて相手を攻略し、3勝2敗でシリーズ突破に王手をかけた。

 この日のロケッツはハーデンがゲームハイの31得点に5アシスト、ロバート・コビントンが22得点7リバウンド3スティール、エリック・ゴードンが20得点、ジェフ・グリーンが9得点10リバウンドをマーク。

 そしてロケッツにとって最も大きな起爆剤となったのが、右足大腿四頭筋の肉離れのためプレーオフを欠場していたラッセル・ウェストブルックの復帰だった。

 ウェストブルックは昨季まで11シーズン所属していたサンダーを相手に約24分出場。シュートタッチに苦しんだとはいえ、7得点6リバウンドにゲームハイの7アシストを記録。

 バックコートの相棒復帰にハーデンも「彼がエナジーを持ち込んでくれたよ。俺たちに欠けていた興奮をもたらしてくれたんだ。やっぱり俺たちには彼の力が必要だ」と大歓迎。マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)もこう話している。

「最初の4ゲームで彼がいなくて寂しかったよ。今ようやく我々は彼を手にすることができたから、このチームに何ができるのか、楽しみに見ていこう。(試合感覚が空いたことで)ちょっとさびついてたかもしれない。でも彼はこのチームにスパークをもたらしてくれた」。

 一方のサンダーは、デニス・シュルーダーが19得点、クリス・ポールが16得点6リバウンド、アダムズが12得点14リバウンド、ダリアス・ベイズリーが10得点12リバウンドを挙げるも大敗。

 この数日間というもの、NBA選手会の代表としてプレーオフ再開に向けて大活躍したポールは「言い訳はしない。この数日、このチームにとっては感情的な日々となったけど、それは相手も同じ。正直な話、またコートに出てプレーできて良かった。でもゲームが終わらない限り、俺たちは仕事に取りかかる」とコメント。

 9月1日のシリーズ第6戦を前に、この試合の第3クォーターにスクリーンで接触して口論となり、2人そろって退場となったPJ・タッカー(ロケッツ)とシュルーダーが出場できるかどうかが微妙。特に背後からヘッドバットを見舞ったタッカーには出場停止処分が下されるかもしれないからだ。

 次戦に向けて「俺たちは自分たちの何が良かったのか、そして何が悪かったのかを分析し、自分たちのディフェンスをしてオフェンスをクリエイトしていかなきゃいけない。俺たちは大丈夫だ」とポールはシリーズを第7戦へと持ち越すべく意気込んだ。