10月21日(現地時間20日)。インディアナ・ペイサーズが新たなヘッドコーチ(HC)としてネイト・ビョークグレンと契約を結んだことを発表した。

 ビョークグレンは直近2シーズンでトロント・ラプターズのアシスタントコーチ(AC)を務めており、昨季はニック・ナースHCの下でNBAチャンピオンに輝いた。するとナースHCは同日に『ESPN』の「The Jump」へ出演し、ビョークグレンについてこう話していた。

「ネイトはDリーグ(現Gリーグ)で私のアシスタントをしていて、そこからサンタクルーズ・ウォリアーズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ傘下)のコーチになったんだ。それで私たちはDリーグのファイナルで顔を合わせたんだ」。

 ナースHC、ビョークグレン新HCは共にGリーグでコーチングキャリアを積んできた。その後ナースHCはラプターズでドウェイン・ケイシーHC(現デトロイト・ピストンズHC)の下でAC経験を積み、昨季からHCへと昇格。

 一方のビョークグレン新HCはフェニックス・サンズで選手育成コーチやACを経験し、昨季からナースHCがいるラプターズへ合流し、2シーズンを共にしてきた。だが両者はまたも離れ離れとなり、同じイースタン・カンファレンスで競い合うことに。

「(また別々のチームになるんだから)まいったね。でも私はとてもうれしいね。彼は最高の人間だし、すばらしいコーチなんだ。私たちは協力し合い、バスケットボールを数多くやってきた。彼は(HCという)仕事をするにふさわしい人物だし、ペイサーズはビョークグレンといういいコーチを手にしたね」とナースHC。

 ビョークグレン新HCの就任が決まると、ペイサーズのマイルズ・ターナーとTJ・ウォーレンはそろってSNSで「ようこそインディアナへ」と歓迎。特にウォーレンにとって、ビョークグレンはルーキーシーズンにプレーしていたベイカーズフィールド・ジャム(Gリーグ)のヘッドコーチであり、サンズ在籍時にはACや選手育成コーチとして数シーズンを過ごしてきただけに、うれしかったことだろう。

 ペイサーズはビクター・オラディポの去就に注目が集まる中、ロースターにはウォーレンやターナー、ドマンタス・サボニス、マルコム・ブログドンといった好選手がおり、依然としてプレーオフ出場を狙えるレベルにある。

 今季からペイサーズに加入したウォーレンは、オールスタービッグマンのサボニスをケガで欠く中、シーディングゲーム(順位決定戦)で高得点を連発。プレーオフでは天敵ジミー・バトラー率いるマイアミ・ヒートの前に4連敗を喫したものの、ウォーレンはブログドン(シリーズ平均21.5得点10.0アシスト)に次ぐ20.0得点に6.3リバウンド3.0アシスト2.3スティールと奮戦。

 かつてのコーチがペイサーズにやってきたことで、来季に向けてモチベ―ションを高めたことだろう。