12月23日(現地時間22日、日付は以下同)、待ちに待ったNBAの2020−21シーズンが幕を開ける。今季の開幕初日に組まれたカードは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ブルックリン・ネッツ、ロサンゼルス・クリッパーズ対ロサンゼルス・レイカーズによる“LA対決”という魅惑の2カード。

 昨季リーグワーストの戦績に沈んだウォリアーズは、一昨季まで所属していたKDことケビン・デュラント擁する新生ネッツとバークレイズ・センターで競い合うこととなる。

 指揮官にスティーブ・ナッシュ、アシスタントコーチにマイク・ダントーニらを加えたネッツは、間違いなく今季の注目チームの1つ。デュラントの周囲にはカイリー・アービングやスペンサー・ディンウィディー、キャリス・ラバート、ジョー・ハリス、ディアンドレ・ジョーダンにジャレット・アレン、トーリアン・プリンスといった選手たちがおり、優勝候補の一角に挙がるほどの豪華戦力を有していると言っていい。

 20日に行なわれたボストン・セルティックスとのプレシーズンゲームで、ネッツは最大36点差をつけるなど圧倒し、113−89で快勝。セルティックスはケンバ・ウォーカー、トリスタン・トンプソンが不在だったため、ベストメンバーではなかったものの、ネッツはデュラントの25得点6リバウンド3ブロックを筆頭に、シックスマンのラバートが18得点、カイリーが17得点7リバウンド5アシスト、ハリスが14得点を奪取。

 ハリスが4本、カイリーが3本沈めるなどチーム全体で3ポイントを16本沈めており、成功率も45.7パーセント(16/35)という高精度でセルティックスを撃沈させた。

 その試合をチェックしたウォリアーズのスティーブ・カーHCは、22日に地元メディア『The Bay Area News Group』へこう話していた。

「ブルックリンの選手たちがポテンシャルを発揮すれば、ほかのチームにとって脅威になるだろうね。そして何よりも重要なのは、これまでと同じ状態に映るケビンと対決することにワクワクしている」。

 デュラントはウォリアーズに在籍した3シーズン全てでNBAファイナル進出に貢献し、2度の優勝とファイナルMVPを獲得。リーグ史上最高級のスコアラーであり、オールラウンダーでもある。

 そのデュラントは、約1年半ぶりに公式戦へ出場するのだが、古巣ウォリアーズとの開幕戦について22日に『ESPN』へこんなコメントを残している。

「俺にとって、(今シーズンは)どの試合も重要だと思っている。それにかつてのチームメートたちと対決することほど大切なことはない。俺としてはバスケットボールのゲームが高いレベルになると感じているし、チームメートたちとまた会えるのはいいことさ」。

 ウォリアーズはデュラントの元チームメート、ステフィン・カリーとケボン・ルーニーこそ出場予定だが、クレイ・トンプソンはアキレス腱断裂のため今季全休の見込みで、ドレイモンド・グリーンも右足の肉離れを起こしているため出場が微妙。

 とはいえ、NBAが誇るスーパースター、カリーとデュラントによる競演は開幕戦のカードとして盛り上がるに違いない。両者が開幕初日にスコアリングショーを見せつけたとしても、決して驚くことではない。