ロサンゼルス・レイカーズのカーメロ・アンソニーは今季、チームメートのレブロン・ジェームズ、マイアミ・ヒートのユドニス・ハズレムと並んで現役最長となるNBAキャリア19シーズン目に突入。

 NBA歴代10位となる通算2万7370得点を誇る大ベテランは、キャリア平均23.0得点6.3リバウンド2.8アシストを残しており、昨季はポートランド・トレイルブレイザーズのシックスマンとして平均13.4得点3.1リバウンド1.5アシストと、平均2ケタ得点を記録できることを証明している。

 とはいえ、今からほんの2年前のカーメロはフリーエージェント(FA)であり、19−20シーズンも無所属のまま開幕を迎えるなど、苦しい期間も経験してきた。

 その期間を乗り越えるうえで原動力になったのは、息子とその友だちだったようだ。8月28日(現地時間27日)に公開された『HBO Max』の「The Shop」にて、カーメロはこう語っている。

「息子やその仲間たちと一緒にいた時、トーナメントを迎えるにあたって彼らが俺へ愛情を示してくれたんだ。ちょっと違う愛情ではあったけどね。彼らといると『あぁ…俺はやっぱあそこ(NBA)にいなきゃいけないんだ。やるべきことをやっていかなきゃな』と思わせてくれたのさ」。

「で、彼らが『あなたはまだ終わってない。今やっていることをやり続けて』と言ってくれてね。そりゃもう、申し分ない気持ちになったし、恥ずかしくもなったんだ!」。

 さらに、カーメロは無所属だった期間に息子と家で試合を観ながらこんな話をしていたという。

「俺がゲームから離れていた年。息子としゃべりながら家で試合を観ていたんだ。すると息子が『パパ、あなたは彼なの? 彼はプレーしてるの? 僕は彼をリーグで観てないし、パパだってリーグにいないじゃん。何があったの?』と言ってきてね」。

 そこで息子が「誰にだってそれぞれ違う境遇があるってことだよ」と言ってきたとカーメロ自身が明かしていた。

 ほんの数年前までスターター出場は当然で、所属チームのトップスコアラーを務めてきたカーメロは、ニューヨーク・ニックスからオクラホマシティ・サンダーへ移籍した17−18シーズンにラッセル・ウェストブルック(現レイカーズ)、ポール・ジョージ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)に次ぐ3番手に。

 翌18−19シーズン序盤に在籍したヒューストン・ロケッツではジェームズ・ハーデン(現ブルックリン・ネッツ)とクリス・ポール(現フェニックス・サンズ)がおり、役割が限定されていたこともあり、アジャストに苦しんでいた。

 だがブレイザーズでチャンスをモノにし、持ち前のオフェンス力を発揮したフォワードは、今季レイカーズで新たなチャレンジに直面することとなる。レイカーズもスターぞろいではあるものの、息子たちからもらったエナジーをモチベーションへと変え、コートでインパクトを残してほしいところだ。