今年8月、ブルックリン・ネッツは選手育成コーチとしてカイル・コーバー(元アトランタ・ホークスほか)を雇ったと『The Athletic』が報じた。

 コーバーは2003年のドラフト2巡目全体51位でニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツから指名されたスウィングマンで、ホークス在籍時の15年にオールスターに選ばれた実績を持つ。

 特に正確無比なシュート力に定評があり、一昨季までのキャリア17シーズンのうち、3ポイント成功率で4度もリーグトップに立っており、キャリア全体で成功率42.9パーセント、平均2.0本を沈めてきた。

 コーバーはキャリア通算成功率がNBA歴代10位、通算成功数(2450本)では同4位と、リーグ史に名を残す3ポイントシューターとしての地位を確立してきた。

 殿堂入りポイントガードのスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)が指揮官を務めるネッツには、ケビン・デュラントにジェームズ・ハーデン、カイリー・アービング、さらには抜群のシュート力を誇るジョー・ハリスがいるのだが、コーバーはブルース・ブラウンやディアンドレ・ベンブリー、キャム・トーマスのシュート力向上を手助けする役割を務めることが期待されている。

 もっとも、同メディアによるとコーバーはビッグマンのニコラス・クラクストンにも影響を与えているようだ。リーグ史上屈指のシャープシューターは朝7時に到着し、フリースローや3ポイントを放っており、ジャンパーを向上しようと務めてきたクラクストンにとって最高のお手本になっているという。

「彼のやること全てが、僕にとって理解するのが簡単なんだ。もちろん、彼の身体やこれまで成し遂げてきたこと、それにまつわる話は重要なこと。でもそれら全てが関連していることでね。それに彼はどうやって(課題や逆境を)乗り越えればいいのか分かっているんだ」とクラクストンは言う。

 エネルギッシュなプレーでチームにエナジーを持ち込むクラクストンは、ネッツでNBAキャリア3シーズン目を迎える。これまでのキャリア2シーズンで平均5.9得点4.5リバウンド1.0ブロックにフィールドゴール成功率60.6パーセントを残してきたのだが、フリースロー成功率はキャリア平均49.4パーセントで、フィールドゴールの大部分はペイントエリア内にとどまっている。

 コーバーという新たなコーチの下で、この男がシュート力に磨きをかけることができれば、本人だけでなくネッツにとっても大きなプラスへと転じるかもしれない。

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