10月27日からモンゴル・ウランバートルで開幕した「FIBA 3x3アジアカップ2017」、初日、予選プールAに入った日本代表が登場。バーレーン代表とモンゴル代表と対戦した。

 初戦の対戦相手のバーレーンは、大会前に何の情報を得られない不気味な存在だったが、日本は試合開始から激しいディフェンスでバーレーンを圧倒する。「相手をどれだけ嫌な気持ちでプレーさせるかがポイント」と大会前に語っていた小松昌弘(RBC東京、DIME.EXE(PREMIER.EXE))が、体を張った厳しいボールマンへのプレッシャーで相手のミスや不用意なファウルを誘った。

 ここでリズムをつかんだ日本はスクリーンプレーから落合知也(栃木ブレックス)が確実に得点をあげていく。また、比留木謙司(三遠ネオフェニックス)も攻防においてチームをけん引。流れが傾きかけると「ここ1本が欲しい」場面でシュートを決め、相手にペースを与えなかった。

 結局日本は相手に一度もリードを許すことなくバーレーンに快勝。しかし、上々のスタートを見せた日本だったが、落合は「まだまだです」と言葉少なめに試合を振り返り、早くも次の地元、モンゴルとの一戦に気持ちを切り替えていた。

 アウェイの会場は試合前から盛り上がっていた。それでなくても3x3ではモンゴルはアジアの中でも強国。モンゴル代表は観客の声援に後押しされるように日本に対してアタックを続ける。日本は受けてしまったのかもしれない。チャージング覚悟で突っ込んでくるドライブ、フィジカルを全面的に出したディフェンスでモンゴルがリズムをつかむ。日本は落合のシュートが連続でブロックにあうなど、完全に受けてしまった。

 「キーポイントは試合の入りでした。そこでほぼほぼ試合を決めてしまったと思います」」と語ったのは、小松。「モンゴルもそうでしたが、審判とも戦ってしまって、ペースがつかめませんでした」と反省も口にした。

 「いきなり0−7とランされると3x3ではかなり厳しい状況になります。そこからチームで立て直しを図りましたが、やはり間に合いませんでした。初戦は勝てたけど、シュートタッチやディフェンスの面で課題が残る試合でした。これを修正して決勝トーナメントに臨みます」と、落合の目は10月30日からの決勝トーナメントに向けられていた。。

 10分間の試合時間で行われる3x3だが、日本はその短い間に緻密なオフェンスと激しいディフェンスで勝機を見出す。しかもトーナメントは短期間で行われ、後ろを振り返っている暇はない。10分の刹那を支配して、日本代表は目標の優勝を目指す。

決勝トーナメントの模様はFIBA公式YouTubeでライブ配信される。こちらもチェック! https://www.youtube.com/watch?v=HBl5himJz3Q

文=入江美紀雄