1月24日(現地時間23日、日付は以下同)。NBAはミルウォーキー・バックスのグレイソン・アレンへ1試合の出場停止処分を科した。

 アレンは22日のシカゴ・ブルズ戦でアレックス・カルーソにハードファウルをしたことで右手首骨折を負わせてしまい、フレグラントファウル2で退場処分を宣告され、27日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で出場停止処分が適用されることとなる。

 25日に地元メディア『Milwaukee Journal Sentinel』へ掲載された記事の中で、バックスのマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)はこの処分についてこう話していた。

「アレックス・カルーソへ起きたことは非常に、非常に不運なこと。我々の誰もが、どんな理由であれ、どんな時でも今回のようなケガは起きてほしくないと思っている。私たちの思いはアレックス、そしてあのチームのコーチ(ビリー・ドノバンHC)と共にある」。

 ブーデンホルザーHCは今回カルーソへ起きたケガについて、決してアレンが故意にやったことではないと口にしていた。そしてアレンがバックスで貴重な存在となっていることも明かしていた。

「誰も今回のようなことは望んでいない。ただ同時に、彼はこのチームですばらしいことをやってくれている。我々は彼のタフネス、闘争心が大好きなんだ。彼が金曜日(日本時間の土曜日)に戻ってくることを楽しみにしている」。

 今季バックスの先発ガードとしてプレーしているアレンは、平均28.1分11.8得点3.4リバウンド1.3アシストに3ポイント成功率39.1パーセント(平均2.6本成功)を残しており、29日のニューヨーク・ニックス戦から復帰することとなる。

 だがアレンがカルーソへ犯したことは、選手生命を脅かす危険のあったハードファウルだっただけに、1試合の出場停止処分だけでは不十分と見ている人たちもいるのは事実。

 現役時代にオールスターへ6度、オールNBAチームに5度選ばれ、フェニックス・サンズやニックスなどで活躍し、現在はブルックリン・ネッツでアシスタントコーチを務めるアマレ・スタッダマイヤー(元サンズほか)は「あれじゃ甘い。十分とは言えない」と切り出し、「私の場合は、(ベンチから)コートへ足を踏み入れただけで出場停止処分になった。この一件は故意であり、倒れた選手へ手術を必要とするほどのケガを引き起こしたんだ」と話していた。

 アレンの処分が1試合の出場停止だったことに、スタッダマイヤーと同じように「それだけ?」「それじゃ不十分」と思った方もいたのではないだろうか。

 ブーデンホルザーHCがアレンのハードワークを称賛しているとはいえ、さすがに危険すぎるファウルだったことは否めない。コートへ復帰しても、アレンはしばらくアウェイゲームではブーイングを浴びることを覚悟しなければならないだろう。