4月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスは敵地でシカゴ・ブルズを119−95で下し、プレーオフ ファーストラウンド突破に王手(3勝1敗)をかけた。

 昨季覇者バックスはオールスターフォワードのクリス・ミドルトンが左ひざを痛めて第2戦を最後に戦線離脱も、この日はヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる32得点17リバウンドに7アシスト2ブロック、ドリュー・ホリデーが26得点7アシストと両輪が大活躍。

 さらにミドルトンに代わってスターター入りしたボビー・ポーティスが、第3戦の18得点16リバウンドに続き、第4戦でも14得点10リバウンドとダブルダブルをマーク。そしてグレイソン・アレンがいずれもプレーオフ自己最多となる6本の3ポイント成功を含む27得点に3スティールの大暴れを見せた。

「彼は最高のプレーだったよ。たぶん、僕らはもっとブーイングしなきゃね(笑) ミルウォーキーのファンも彼にブーイングしなきゃね…。いや、僕らはそんなことはしないだろうな」。

 アレンは今年1月のブルズ戦で、アレックス・カルーソへハードファウルを断行し、右手首骨折で手術を受けることになったこともあり、シカゴのファンからブーイングを浴びていたのだが、アデトクンボが笑いながら話したように、アウェイゲームで見事にステップアップ。

 レギュラーシーズンで平均11.1得点、シリーズ最初の2戦で計3得点に終わっていたアレンは、第3戦で3ポイント5本成功を含む22得点に6リバウンド、第4戦ではそれをさらに上回るパフォーマンスを見せてシリーズ3勝目に大きく貢献した。

 バックスのチームメートたちは、試合だけでなく練習やフィルムセッション、さらにはバスの中やホテルでもブーイングをアレンに聞かせるなど、通常とは異なる形でモチベーションを高めさせていた。

 これにはアレンも「チームの皆がめちゃくちゃ楽しんでるんだ」と笑いながら答えており、さらに「僕も面白いとは思う。正直、あれはすごく楽しいね。彼らはあれを楽しいことへと変えてしまったのさ。あれを聞かせることで、実際のゲームをものすごく楽にしてくれるんだ」と続けた。

 この日アレンはフィールドゴール12投中10本、うち3ポイントを7投中6本成功と高確率で沈めており、ブルズがアデトクンボへダブルチームを仕掛けた際にも効果的なショットを成功。

「あれは(アレンを)褒めなきゃいけない。彼はショットを決めていたのだから。確かに、僕らは(カルーソの件で)何が起きたのかは知っている。でも最終的に、それもバスケットボールの一部なんだ。それに、あの男が僕らを倒しているわけじゃない。彼はあくまであのチームの一員だ。今はあのチームが僕らを倒しているということ」。

 ブルズのザック・ラビーンは試合後にそう語り、アレンの働きを称賛。1勝3敗と追い込まれたブルズは、そのラビーンが24得点5リバウンド13アシスト、デマー・デローザンが23得点5リバウンド、パトリック・ウィリアムズが20得点10リバウンド、ニコラ・ブーチェビッチが11得点10リバウンドを記録も、あとがなくなってしまった。

【動画】バックスが勝利を収めたシリーズ第4戦のハイライト!