「我々はバスケットへアタックしなかったわけではない。相手は我々を圧倒しており、勝者に値する。だがフリースローの格差を見るべきだ。…この数字を鵜呑みにするのは辛い」。

 フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、4月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズとのプレーオフ ファーストラウンド第4戦を103−118で落とした後にそう口にしていた。

 ホームのペリカンズが約40分間に渡ってリードを保持したこの試合。フリースローで42投中32本(成功率76.2パーセント)を残したペリカンズに対して、サンズはわずか15投中10本(成功率66.7パーセント)と、試投数に2倍以上の大差がついたことで、ウィリアムズHCは「フィジカルなプレーオフのゲームながら、(その格差は)信じられないものだ」と不満を述べていた。

 ペリカンズのウィリー・グリーンHCは、111−114の惜敗となった第3戦でペイントエリアの得点で40−64と圧倒されたことで「我々はアグレッシブにいったんだ。…前の試合で、彼らはペイントを支配していたからだ。ペイントで64得点も与えてしまった。そこで我々はあのエリアでもっとうまくプレーしていかなければならなかった」と振り返っている。

 この試合で、クリス・ポールは両チーム最多の11アシストを残すもフィールドゴール成功率はわずか25.0パーセント(2/8)で、フリースロー試投数もゼロに終わり、今年のプレーオフ最少の4得点。ポールはこの試合がフィジカルコンタクト全盛のNBAに戻ったかのような錯覚に陥ったと明かしている。

「これは昔のNBAなの? レフェリーの1人に聞いたんだ。『僕らは今、昔のNBAでプレーしているの? それとも全く新しいNBAなの?』ってね。幸い、僕は両方でプレーしてきた。けど僕らとしては今後どうなっていくか見極めないといけない」。

 レギュラーシーズンよりも当たりが激しくなるプレーオフで、アウェイゲームをプレーしていることも、多少は影響していたのかもしれない。

 もっとも、ペリカンズのCJ・マッカラムは「僕らのディフェンスを称えるべき。特にこのチームが持ち込んだ激しさをね」と口にしており、ポールについてはこのように評していた。

「これは入るか入らないかのリーグなんだ。彼は全てのショットを成功させるわけじゃない。でもなかにはタフショットをたくさん放り込むことだってある。今夜はそれまでの3戦で決めていたショットをミスしていたということ。僕らのディフェンスを称えてほしいね」。

 サンズは27日のシリーズ第5戦でも、エースのデビン・ブッカーがケガのため欠場することが発表されているのだが、指揮官は「(ブッカーについては)心配していない。当然、我々にはブックが必要だけど、(彼の欠場が)試合に負けた理由ではない」と口にし、第4戦の負けを挽回すべく次戦に臨むことを話していた。

 両チームによるシリーズは終盤にさしかかっており、次戦を制したチームがカンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけることとなるだけに、負けられない一戦となる。