「僕はサンズのユニフォームを着てから、ケルなしでプレーしたことがないんだ。彼こそが、僕らのディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーなのさ。彼は毎晩プレーしているからね」。

 4月27日(現地時間26日、日付は以下同)に行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズとのシリーズ第5戦を112−97で制したフェニックス・サンズのクリス・ポールは、試合後にそう語った。

 ポールが口にした“ケル”とは、ミケル・ブリッジズのこと。2018−19シーズンにNBA入り後、1試合も欠場せずにコートへ立ち続けているウィングプレーヤーは、2勝2敗で迎えたプレーオフ ファーストラウンド第5戦で大暴れ。

 両チーム最多となる46分54秒プレーし、後半だけで24得点を奪うなどゲームハイの31得点に5リバウンド4ブロックの大活躍で勝利の立役者となったのである。

 サンズではブリッジズのほか、ポールが22得点6リバウンド11アシスト3スティール、ディアンドレ・エイトンが19得点9リバウンド、キャメロン・ペインが12得点2スティールをマーク。

「一番大事なのは、ハードにプレーすること。ハードに、互いのためにプレーするんだ」と語ったブリッジズに対して、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)はこう称えていた。

「我々は彼を全員へぶつけた。彼のクローンを作ることはできないが、それができたらなと思うくらいだ。それに彼はオフェンス面でもエナジーを持ち込んでくれた」。

 今季の最優秀守備選手賞(DPOY)の投票で、ボストン・セルティックスのマーカス・スマート(計257ポイント)に次ぐ2位の計202ポイントを手にしたブリッジズは、第5戦でCJ・マッカラムをフィールドゴール9投中成功わずか1本の3得点、ブランドン・イングラムをフィールドゴール5投中成功1本の2得点に封じるなど持ち前のディフェンスでも大活躍。

 試合全体でブリッジズにマッチアップされたペリカンズの選手たちはフィールドゴール成功率わずか17.6パーセント(3/17)と沈黙。シリーズ全体でもフィールドゴール成功率36パーセントに抑え込み、12本のターンオーバーを誘発している。

 第6戦は29日に敵地ニューオーリンズで行なわれるのだが、ブリッジズは「僕は明日プレーする準備だってできている。僕はやる気にあふれていて、チームメートたちが後押ししてくれるからね。チームメートたちと一緒にプレーするのが大好きなんだ。彼らは僕にとって最高の友達で、ものすごくプレーするのを楽にしてくれる」と話しており、早くも臨戦態勢にある。

 はたして、昨季のウェスタン・カンファレンス覇者サンズは第6戦でシリーズに決着をつけることができるのか。それともペリカンズが最終第7戦へと長引かせるのか。両チームによる次戦も注目すべきだろう。

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