4月28日(現地時間27日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズはミルウォーキー・バックスとのファーストラウンド第5戦に100−116で敗戦。1勝4敗となり、プレーオフ1回戦で姿を消した。

 ブルズではパトリック・ウィリアムズが23得点、ニコラ・ブーチェビッチが19得点16リバウンド6アシスト2ブロック、コービー・ホワイトが17得点4アシスト、デマー・デローザンが11得点7アシスト3スティール。

 だがオールスターガードのザック・ラビーンは新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル、アレックス・カルーソが脳震盪のプロトコルにより欠場。ロンゾ・ボールは今年1月に左ひざの関節鏡手術を受けてから復帰できずに今季を終えた。

 昨季覇者バックスの前に、ブルズは平均95.2得点にフィールドゴール成功率40.4パーセント、3ポイント成功率28.3パーセントに封じ込められ、5シーズンぶりのプレーオフは5試合で幕を下ろした。

 とはいえ、今季のブルズはデローザンにカルーソ、ボール、デリック・ジョーンズJr.やアヨ・ドスンムが新加入し、ウィリアムズやカルーソ、ボールにホワイトらが戦線離脱するなど戦力がなかなかそろわない中、イースタン・カンファレンス6位の46勝36敗をマーク。

 特にデローザンは4シーズンぶりにオールスターへ選ばれただけでなく、キャリアハイの平均27.9得点に5.2リバウンド4.9アシストでチームをけん引。そして年末年始には2夜連続となる逆転3ポイントブザービーター、2月には8試合連続で35得点+フィールドゴール成功率50パーセント以上と、2つのNBA新記録を樹立するなど強烈なインパクトを残した。

 バックスとの第2戦で41得点を奪ってブルズを勝利へ導いたデローザンは、シリーズ平均20.8得点5.4リバウンド4.8アシスト1.8スティールを残すも、フィールドゴール成功率41.1パーセント、3ポイントは9本全てミスと苦しんだのだが、ブルズでプレーした1シーズン目をこのように振り返っている。

「パーフェクトだ。これ以上ないほどね。控えめに言っても、最高のシーズンだった。フロントオフィス、チームメートたち、それにこの街。全てのことが僕の想像できないほどのものだった。予想もしていなかったことが起こって、まるで夢が叶ったかのようなシーズンさ。僕はすでに来シーズンを楽しみにしている」。

 ファーストラウンド敗退となったものの、デローザンやラビーン、ブーチェビッチらを中心とした布陣で試行錯誤しながらもプレーオフへと駒を進めたのだから、今季のブルズは十分合格点を与えられるだろう。

 とはいえ、ブルズがここで満足することはない。それはデローザンが語ったこの言葉からもうかがえる。

「プレーオフのシリーズを戦うということがどういうことなのか。多くの選手たちにとって、初めての経験だった。この経験から多くのことを学べる。特にディフェンディング・チャンピオン相手ならなおさらだ。シリーズに敗れるのはいつだって気分が悪い。でもこのチームの多くの選手たちにとって、間違いなく最高の学習になった」。

 今夏、ブルズはラビーンが制限なしフリーエージェント(FA)となるものの、主力の多くが来季も契約下にいる。プレーオフ1回戦突破、さらにはその先を目指すべく、ロースターを増強させて来季を迎えることが期待されている。

【動画】デローザンが魅せた華麗なフットワーク集!