ウェスタン・カンファレンス3位のゴールデンステイト・ウォリアーズと、6位のデンバー・ナゲッツによるプレーオフ ファーストラウンドは、4月28日(現地時間27日、日付は以下同)に行なわれた第5戦をウォリアーズが102−98で制したことで、4勝1敗で幕を下ろした。

 2019年以来、3年ぶりのプレーオフとなったウォリアーズに対し、ナゲッツは4年連続のポストシーズン進出を飾るも、ここ4年間で初の1回戦敗退となった。

 このシリーズで、ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プールの3選手が平均20得点、フィールドゴール成功率50.0パーセント、3ポイント成功率40.0パーセント以上と、その卓越したシュート力を発揮。

 その一方、ナゲッツのニコラ・ヨキッチもシリーズ平均31.0得点13.2リバウンド5.8アシスト1.6スティールにフィールドゴール成功率57.5パーセントという素晴らしい成績を記録。攻防両面で大黒柱として見事な活躍を続けた。

 シリーズ終了後、ドレイモンド・グリーンが「俺は彼に言ったんだ。『俺を高めてくれてありがとう』ってな」と明かし、ヨキッチへのリスペクトを口にしていた。

「彼のような男と対戦できたことは間違いなくすばらしいことなんだ。とんでもない才能を持っている。だから俺は彼にそう言ったのさ。才能とスキルにあふれた相手と対戦できるのは光栄だし、楽しいことでもあるんだ。普段、そういった相手というのはちょっとソフトなヤツが多い。だが彼はソフトとは程遠い。彼は明らかにすばらしい選手だ」。

 シリーズ中、グリーンはヨキッチ相手にパワーで対抗するだけでなく、押したり引いたり、角度を変えるなどさまざまな方法で対峙し、ショットミスやターンオーバーを誘発。昨季のMVPヨキッチと、リーグ屈指のディフェンス力を誇るグリーンは、激しいマッチアップを見せたのだが、そこには互いへのリスペクトもあったことは間違いない。

 ヨキッチはグリーンを「彼はすばらしい選手であり、あの男を称えたい。彼はキャリアをとおして、数多くのオフェンシブプレーヤーたちを止めてきた」と語り、さらにこうも続けていた。

「彼があのチームのためにこなしていることは本当に価値があると思う。それだけタフなポジションだからなんだ。彼はあのチームでその役割を受け入れて、必要とされることを全てやってのけている。そして、そのことが勝利するうえで重要な部分を占めている。

 彼がやっていることは本当に難しいことであり、多くの選手が受け入れてこなせることではないんだ。彼はチームのために、勝利するために不可欠な存在となり、潤滑油となって自らの役割をこなしている。彼はディフェンス時に絶えず話しているのが聞こえてくるし、あのチームの目、耳となって動かしているんだ」。

 シリーズ中にはファウルかどうか際どいプレーで互いをにらみ合ったり、フラストレーションをためることもあったが、その内面にはグリーンとヨキッチが互いをリスペクトしていたことが分かる。

 ナゲッツの今シーズンはプレーオフ1回戦で終わったものの、ヨキッチを中心にチーム全体で最後までウォリアーズと競い合ったのだから、その戦いぶりを称えるべきだろう。

【動画】ウォリアーズとナゲッツによるシリーズ最終戦の終盤をハイライトで!