4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは敵地でトロント・ラプターズを132−97で下し、プレーオフ ファーストラウンドを4勝2敗で制した。

 この試合ではジョエル・エンビードがゲームハイの33得点に10リバウンド2スティール3ブロック、タイリース・マクシーが25得点8アシスト、ジェームズ・ハーデンが22得点6リバウンド15アシスト、トバイアス・ハリスが19得点11リバウンド、ダニー・グリーンが12得点5リバウンドをマーク。

 シクサーズはシリーズ3連勝から一転して2連敗を喫していたものの、この第6戦に快勝したことで、ここ5年間で4度目のプレーオフ1回戦突破を決めた。

 ところが、翌30日になって衝撃が走った。大黒柱のエンビードが右眼窩骨折と軽度の脳震盪のため無期限の離脱。マイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナルで復帰できるか未定と『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じたのである。

 エンビードが負傷したのは、おそらく第6戦の第4クォーター残り約4分のプレーだろう。エンビードのダンクでシクサーズが29点差とした次のポゼッションで、パスカル・シアカムがドライブしていった際にひじがエンビードの顔面を直撃していた。

 このプレーで当初はエンビードのファウルによってシアカムの3ポイントプレーとコールされたのだが、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)のコーチチャレンジによってリプレー検証となり、シアカムのオフェンシブ・ファウルとなり、エンビードはベンチへ下がっていた。

 シリーズ第3戦で右手親指を負傷し、MRI検査の結果、靭帯の裂傷と判明しながらプレーを続けていたエンビードは、ラプターズとのシリーズで両チームトップとなる平均26.2得点11.3リバウンドを残し、フィールドゴール成功率52.0パーセント、フリースロー成功率83.1パーセントを残していただけに、この男の離脱は大きな痛手。

 現時点では5月3日から始まるヒートとのシリーズで、エンビードが復帰できるかどうかも未定のため、シクサーズはハーデン、マクシー、ハリスを中心に戦わざるをえなくなった。