プレーオフ真っ只中のNBA。それと並行して各種アワードも次々発表されており、最優秀守備選手賞(DPOY)のマーカス・スマート(ボストン・セルティックス)は、自身の受賞を祝福するべく、“DPOY”の文字を背中に掲げたボクシングガウンを着用してスタジアム入りする姿が確認された。

 その一方、最成長選手賞(MIP)を獲得したジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)は、チームメートのデズモンド・ベインこそMIPにふさわしいとの自論を展開し、トロフィーをベインの自宅に置いて帰るという斬新なセレブレーションが話題となった。

 個人賞における最大の注目は、最優秀選手賞の行方だろう。今シーズンはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の3名がファイナリストに選出されており、最終発表が心待ちにされている。

 NBAが公開している「Kia MVP Ladder」では、ヨキッチがトップの座を守り、シーズンをフィニッシュしていた。しかし、ジャーナリストの意見に加えてファン投票も関与することから、結果は蓋を開けてみるまで分からない。

 だが、リーグ側はすでにMVP受賞者を知っているのかもしれない。現段階では誰の手にトロフィーが渡るかは明らかになっていないにもかかわらず、リーグサイドが“うっかりミス”で、とある選手をMVPとして紹介してしまったのだ。

 発見者は、『BasketballNews.com』のモーク・ハミルトン。彼のSNSによると、NBAはリーグの公式アプリのニュースページにおいて、エンビードをMVPと明記してしまったという。

 


 
 同氏によると、事実が発覚した後NBAは該当箇所を「Kia MVP finalist Joel Embiid」へと修正したとのこと。もちろん、原稿は人が執筆していることからミスが起こることはあるため、これが誤植の可能性も大いにある。

 しかし、こうしたミスは今回が初めてではない。ハミルトンは今年1月、NBAが同じくアプリを通してラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)がオールスターに選出された旨をリークしており、実際にそれが事実になった過去があることを指摘している。

 もし、エンビードが受賞すればキャリア初、ヨキッチが受賞すれば2年連続の受賞となる。具体的な発表日程は明かされていないが、昨年のヨキッチの受賞は6月8日に発表されており、今年もNBAファイナル開催直前のアナウンスが予想されている。

 果たして、NBAアプリでのハプニングはリークなのか、誤植なのか。結果発表で、その答えがわかるだろう。

 文=Meiji