レギュラーシーズン上位8チームによる「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021−22」がいよいよ幕を開ける。出場チーム紹介最後は秋田ノーザンハピネッツ。大逆転でCSの切符をつかみ取った初出場チームを紹介する。

 大逆転でワイルドカード下位に滑り込んだ秋田ノーザンハピネッツがクラブ史上初のチャンピオンシップに挑む。

 前田顕蔵ヘッドコーチ体制3シーズン目の今季、地元出身でチームの顔でもあった田口成浩が3年ぶりに復帰。2020−21シーズンにリーグ最多の平均2.4スティールを記録した川嶋勇人のほか、スモールフォワード兼パワーフォワードのジョーダン・グリン、212センチ116キロのコルトン・アイバーソンも新たに加わった。

 10月は4勝5敗と負け越したものの、11月13日のレバンガ北海道戦から6連勝を達成。そのうち、東地区の強豪アルバルク東京から2勝を手にした。キャプテンの中山拓哉が以前のインタビューで「あの2勝はチームにとって大きかったですし、雰囲気もすごく良くなりました」と明かしており、チームにとって大きな分岐点になったに違いない。

 2月までの前半戦を19勝12敗と勝ち越し。宇都宮ブレックスから今季初勝利を挙げた3月の10試合は、A東京、川崎ブレイブサンダースに3連敗を喫したのみで、常にチャンピオンシップ出場圏内を維持していたが、徐々に雲行きが怪しくなる。4月に入り、川崎から大逆転勝利を収めたあと、ワイルドカードで争うシーホース三河などを相手に泥沼の6連敗。サンロッカーズ渋谷が白星を重ねたこともあり、第36節を前にワイルドカード4位まで転落した。

 そして迎えた運命のレギュラーシーズン最終節。自力で2連勝を飾ったうえで、三河、SR渋谷の2連敗という条件も満たし、見事にCSの切符をつかみ取った。

 チームの特徴はやはりディフェンスだろう。中山拓哉や川嶋勇人、グリンなどが積極的にスティールを狙えば、ゴール下にはブロック王に輝いたアレックス・デイビスが君臨。そして、オフェンスではチーム全体で37.8パーセントの確率で長距離砲を射抜き、3ポイントシュート成功率で田口成浩がリーグ3位、グリンは同4位にランクインした。

 初のCSではクォーターファイナルでリーグ最高勝率の琉球ゴールデンキングスと激突する。舞台は沖縄アリーナ。満員が予想される会場で下剋上を起こしたいところだ。

 注目選手として古川孝敏をピックアップしたい。2016−17シーズンに栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)で初代王者に輝き、21得点を記録してファイナルMVPを受賞。その後、琉球へ移籍し、2シーズンにわたってチームを支えてきた。これまで様々な経験を積んできたベテランが、まずは秋田を初戦突破に導けるか。

■クォーターファイナル(vs琉球ゴールデンキングス@沖縄アリーナ)
第1戦:5月13日(金)19:35開始
第2戦:5月14日(土)18:05開始
第3戦:5月16日(月)19:35開始※結果により開催されない可能性あり

■ロスター
・秋田(HC:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
ジョーダン・グリン
アレックス・デイビス
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
コルトン・アイバーソン
古川孝敏