今季リーグ2位の56勝26敗でレギュラーシーズンを終えたメンフィス・グリズリーズは、2012−13シーズンと並ぶ球団史上最高成績を残し、フランチャイズ史上最高となるウェスタン・カンファレンス第2シードを獲得した。

 プレーオフのファーストラウンドではミネソタ・ティンバーウルブズを4勝2敗で突破。ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス・セミファイナルに2勝4敗で敗れて今季を終えたものの、今季最大級のサプライズと言える躍進を見せた。

 そのけん引役となったジャ・モラントは、一昨季の新人王に続いて今季は初のオールスターを先発出場で飾り、平均27.4得点5.7リバウンド6.7アシスト1.2スティールを残してMIP(最優秀躍進選手賞)に選出。

 ウォリアーズとのウェスト準決勝第3戦で右ひざを痛めてしまい、骨挫傷のため第4戦以降を欠場したものの、シリーズ平均38.3得点6.7リバウンド8.3アシスト3.0スティールという驚異的なパフォーマンスでリーグを席巻。キャリア3シーズン目でリーグ有数の選手へと飛躍を遂げた。

 モラントは7月2日(現地時間1日、日付は以下同)以降に所属チームと延長契約を結ぶ資格を手にすることから、グリズリーズは間違いなくマックス額の延長契約を提示してオールスターガードを契約下に置くことが容易に想像できる。

 NBAは現時点でオフシーズンを迎えていないため、契約関連について明言はできないのだが、グリズリーズのザック・クライマンGM(ゼネラルマネージャー)は16日に「NBAのルール上、(現段階で)話すことが許されるならば言うだろう。彼はもちろん、この球団における礎だ」と発言していた。

 また、モラントが負った右ひざの骨挫傷については「手術する必要はない」と語り、来シーズンの開幕前には完治するとの見解を示していた。

 今季モラントが残した平均得点は1シーズンにおける球団史上最高記録。レギュラーシーズンは57試合の出場ではあったものの、ペイントエリアにおける総得点(948)と平均得点(16.6)でリーグトップに立った。ガードの選手として直近25シーズンで初の快挙であり、このスタッツはガードとしては過去25シーズンで最多記録でもある。

 さらに、『ESPN Stats & Info』によると、22歳のモラントは22歳以下の選手としてNBA史上6人目となる平均25.0得点5.0リバウンド5.0アシスト以上をマーク。このリストにはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、トレイシー・マグレディ(元オーランド・マジックほか)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)というレジェンドやスーパースターが名を連ねている。

 今季の活躍を考慮すると、モラントは今後発表予定のオールNBAチームにも選出されることが確実視されており、さらなる勲章を手にすることとなるだろう。

【動画】モラントが繰り出した華麗なダンク集!