レギュラーシーズン全日程を終え、現在はチャンピオンシップが佳境を迎えているBリーグ。優勝の行方はもちろん、ファン・ブースターが気にしているのは「B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22」で表彰される個人賞の受賞選手だろう。なかでも最優秀新人賞の行方は、最も注目されていることが予想される。

 今シーズンの最優秀新人賞候補は全48名。そのなかでスタッツで存在感を示しているのは誰なのか。本稿ではレギュラーシーズンで新人賞候補選手たちが残したスタッツをまとめ、比較し、ランキング形式で紹介する。なお平均スタッツのランキングは、出場試合数の少なさから確率が収束していないことも多々あると思われるが、あくまでも参考までにこのランキングを楽しんでほしい。

◆■出場時間と平均得点で西田優大がトップを獲得

▼通算出場時間
1位:西田優大(三河) 1500分4秒(53試合出場/平均28分18秒)
2位:山口颯斗(北海道) 1485分30秒(56試合出場/平均26分31秒)
3位:津屋一球(三遠) 904分55秒(48試合出場/平均18分51秒)

▼平均出場時間
1位:西田優大(三河) 28分18秒(53試合出場/通算1500分4秒)
2位:山口颯斗(北海道) 26分31秒(56試合出場/通算1485分30秒)
3位:遠藤善(新潟) 25分41秒(34試合出場/通算873分41秒)

 新人賞候補選手で1000分以上の出場時間を獲得した選手は、三河の西田優大と北海道の山口颯斗のみ。2人は平均出場時間でも1位と2位に名を連ねている。なお、試合数の兼ね合いで通算出場時間ではトップ3入りを逃したものの、新潟の遠藤善や横浜の河村勇輝は平均で20分以上の出場時間を得ていた。

▼通算得点
1:西田優大(三河) 615得点(53試合出場/平均11.6得点)
2:山口颯斗(北海道) 388得点(56試合出場/平均7.7得点)
3:河村勇輝(横浜) 321得点(32試合出場/平均10.0得点)

▼平均得点
1:西田優大(三河) 11.6得点(53試合出場/通算615得点)
2:河村勇輝(横浜) 10.0得点(32試合出場/通算321得点)
3:遠藤善(新潟) 7.7得点(34試合出場/通算260得点)

 通算得点数では西田が圧倒的な数字で1位に輝いた。一方、平均得点では河村は2ケタに乗せて西田に次ぐ2位にランクイン。負傷離脱の時期も長かった遠藤は、出場時間に続き平均スタッツではトップ3入りを果たしており、そのパフォーマンスの高さがうかがえる。

◆■河村勇輝がアシストで圧倒的なスタッツ記録

▼通算リバウンド
1:山口颯斗(北海道) 185リバウンド(53試合出場/平均3.3リバウンド)
2:西田優大(三河) 103リバウンド(53試合出場/平均1.9リバウンド)
3:河村勇輝(横浜) 94リバウンド(32試合出場/平均2.9リバウンド)

▼平均リバウンド
1:山口颯斗(北海道) 3.4リバウンド(53試合出場/通算185リバウンド)
2:河村勇輝(横浜) 2.9リバウンド(32試合出場/通算94リバウンド)
3:ザック・モーア(大阪) 2.8リバウンド(27試合出場/通算58リバウンド)

 リバウンドでは通算、平均ともに194センチ90キロの体格を誇る山口が1位となった。ディフェンスリバウンドだけでも157本を記録しており、新人賞候補のなかでは断トツの成績だ。一方、小柄な河村も通算、平均ともにランクイン。オフェンスリバウンドに限れば通算本数で3位に入っており、タイミングよくゴール下に飛びこんでボールをさらっていく姿が印象に残った。

▼通算アシスト
1:河村勇輝(横浜) 239アシスト(32試合出場/平均7.5アシスト)
2:西田優大(三河) 140アシスト(53試合出場/平均2.6アシスト)
3:山口颯斗(北海道) 113アシスト(53試合出場/平均2.0アシスト)

▼平均アシスト
1:河村勇輝(横浜) 7.5アシスト(32試合出場/通算239アシスト)
2:西田優大(三河) 2.6アシスト(53試合出場/通算140アシスト)
3:遠藤善(新潟) 2.4アシスト(34試合出場/通算82アシスト)

 アシストで圧倒的な成績を残したのは河村。平均7.5アシストは今シーズンのアシスト王である富樫勇樹(千葉/6.4アシスト)の成績すらも大きく上回っている。なお、通算239アシストという数字は、リーグ全体で11位にあたる。

◆■リバウンドに続き、スティールでも山口と河村が存在感

▼通算スティール
1:山口颯斗(北海道) 43スティール(53試合出場/平均0.77スティール)
2:河村勇輝(横浜) 42スティール(32試合出場/平均1.3スティール)
3:西田優大(三河) 39スティール(53試合出場/平均0.74スティール)

▼平均スティール
1:河村勇輝(横浜) 1.31スティール(32試合出場/通算42スティール)
2:山口颯斗(北海道) 0.77スティール(53試合出場/通算42スティール)
3:西田優大(三河) 0.74スティール(53試合出場/通算39スティール)

▼3ポイント成功数
1:津屋一球(三遠) 66本/150本(43.20%)
2:西田優大(三河) 64本/193本(33.20%)
3:山口颯斗(北海道) 62本/192本(32.30%)

▼3ポイント成功率
1:高島紳司(大阪) 46.90%(15本/32本)
2:上澤俊喜(富山) 46.60%(61本/131本)
3:津屋一球(三遠) 43.20%(66本/150本)
※候補選手の平均3ポイント成功本数(11.9)を超えている選手のみ対象

 スティールにおいても山口、河村、西田の3人が上位を占めた。河村が記録した平均1.31スティールはリーグ全体でも上位に位置し、京都やA東京相手に4スティールを記録する試合もあった。3ポイントでは三遠の津屋一球と富山の上澤俊喜が成功数と成功率で存在感を発揮。特別指定選手として大阪でプレーした高島紳司は昨シーズンに続き、短期間ながら主力級の働きを見せた。

 ほぼすべてのスタッツで存在感を見せていたのは山口、河村、西田の3選手。今シーズンの最優秀新人はこのなかから選ばれるのか、あるいは別の選手が獲得するのか。受賞者が発表される「B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22」は、6月2日、3日に開催される。

【動画】歴代新人賞選手振り返り&スタッツで見る候補選手