NBAでドラフトに向けたロッタリーが実施される傍ら、それと並行してカレッジも来シーズンに向けての準備を進めている。

 高校生選手番付の権威「ESPN 100」では、1位のデレク・ライブリーと2位のダリク・ホワイトヘッドが名門デューク大学へのコミットを発表。そのほかにも続々と将来の有望株が進路を決めるなか、隻腕の高校生プレーヤー、ハンセル・エマニュエルがノースウェスタン州立大学(NSU)からオファーを受け取ったことを報告した。

 壁の崩壊の下敷きになり、若くして腕の切断を余儀なくされたドミニカ共和国出身のエマニュエル。しかし、ライフ・クリスチャン・アカデミーのシューティングガードは、その肉体的な不利をものともせず、コートを躍動。豪快なポスタライズ、相手を欺くハンドリングはもちろんのこと、最近はジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)も訪れた「アイバーソン・クラシック」のダンクコンテストで優勝を勝ち取ったことも記憶に新しい。

 デーモンズの愛称で知られるNSUはこれまでNBA選手を輩出したのは2名のみで、最後にNBAでプレーしたのは、2009年にグリズリーズに所属したトレイ・ギルダーまで遡る。現在、ハンセルはNSUのほか、ペニー・ハーダウェイ監督率いるメンフィス大学のほか、テネシー州立大学、ベスーン=クックマン大学からもオファーを受け取っている。

 ブランディングや優秀なコーチングを求めるのであれば、デリック・ローズ(ニューヨーク・ニックス)やジェームズ・ワイズマン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)らを輩出したメンフィス大学が最有力候補であることに疑いの余地はない。しかし、ジェイレン・デューレンやエモニ・ベイツなどのスター選手を擁する同校では、熾烈なロスター争いを勝ち取らなければならず、実戦での成長としてプレータイムを求めるのであれば、他校への進学を選ぶことだろう。

 果たして、エマニュエルは来シーズン、何色のジャージをまとっているのだろうか。決断の日は近い。

文=Meiji

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