5月28日(現地時間27日、日付は以下同)にTDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行なわれたイースタン・カンファレンス・ファイナル第6戦は、同点7度、リードチェンジ8度の末にマイアミ・ヒートが111−103でボストン・セルティックスに競り勝った。

 ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は「今夜ジミーは負けず嫌いなんだという気持ちを持ち込んでくれた。それはこのチームを負けさせてたまるかという強い意志だった」と、闘将ジミー・バトラーを称えていた。

 それもそのはず。ヒートは第4戦で82得点、第5戦でも80得点しか奪えずに連敗を喫して2勝3敗と追い込まれていたのだが、アウェイでバトラーはフィールドゴール成功率55.2パーセント(16/29)、3ポイント成功率50.0パーセント(4/8)、フリースロー成功率100.0パーセント(11/11)でプレーオフキャリアハイとなる47得点に9リバウンド8アシスト4スティールの超絶パフォーマンス。

「全く信じられないね。僕はこれまですばらしい選手たちと一緒にプレーしてきたけど、彼はベストのうちの1人だ」とカイル・ラウリーが脱帽するほど、バトラーは攻防両面で引っ張り、ヒートはセルティックス相手にシリーズ突破へ逆王手(3勝3敗)をかけた。

 敵地で見事勝利したヒートではバトラーのほか、ラウリーが18得点10アシスト、マックス・ストゥルースが13得点、PJ・タッカーが11得点5リバウンド2スティールをマーク。

「この2チームなら、こうなるべきなのさ。第7戦までもつれるべきだったんだ。私はこのグループが第7戦でホームの大観衆の前で競い合う機会を手にしたことにぞくぞくしている」と指揮官は30日にホームで開催される第7戦に期待を寄せていた。

 バトラーは今プレーオフに入ってから右ひざの炎症に苦しんでいるのだが、この日は両チーム最多の45分57秒もコートに立ち続けた。試合後、バトラーはシカゴ・ブルズ在籍時のチームメートで、ヒートが誇るレジェンドのドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)から連絡をもらったことを明かした。

「彼が『お前ならできる』と言ってきた。ひざはちょっと負傷しているけど、そんなの関係ない。コートへ出て、君のレガシーを残し続けるんだとね。それが俺にとってかけがえのないものになった。だからD-Wadeにはものすごく感謝している」。

 この日バトラーが見せたパフォーマンスは、2年前のファイナルでロサンゼルス・レイカーズ相手にトリプルダブル(40得点11リバウンド13アシスト)をマークしてシリーズ初勝利を手にした第3戦や、47分12秒とほぼフル出場して35得点12リバウンド11アシスト5スティールを残して勝利した第5戦を思い出させた。

 ヒートとセルティックスによるイースト決勝は、30日の第7戦で勝てばゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル、負ければシーズン終了という大一番を迎えることとなった。

【動画】イースト決勝第6戦で47得点をたたき出したバトラーのハイライト!