ボストン・セルティックスとゴールデンステイト・ウォリアーズによる今季のNBAファイナルは、セルティックスが120−108で第1戦を制してみせた。

 6月3日(現地時間2日、日付は以下同)のシリーズ初戦は、ウォリアーズのステフィン・カリーが序盤から長距離砲を連発してホームのチェイス・センターに駆けつけた観客を盛り上げ、リードを保持していく展開。

 それでも、セルティックスはアル・ホーフォードやジェイレン・ブラウン、デリック・ホワイトらが加点し、シュートタッチが不調だったジェイソン・テイタムはプレーメイキングで応戦して食らいついていった。

「この1年間で自分たちがやってきたことを信じるだけ」というマーカス・スマートの言葉どおり、セルティックスはウォリアーズと接戦を演じたのである。

 試合は第3クォーターにウォリアーズが38−24で突き放すも、セルティックスは12点ビハインドで迎えた最終クォーターに40−16と底力を見せつけ、12年ぶりに迎えた頂上決戦の初戦をモノにした。

 セルティックスはホーフォードがチームトップの26得点に6リバウンド3アシスト、ブラウンが24得点7リバウンド5アシスト2スティール、ホワイトが21得点3アシスト、スマートが18得点4アシスト2スティール、ロバート・ウィリアムズ三世が6リバウンド4ブロック、ペイトン・プリチャードが8得点6リバウンド2アシストを残し、12得点に終わったテイタムはゲームハイの13アシストをマーク。

 チーム最古参のスマートは、4本の3ポイントを沈めてチーム4位の得点を稼いだほか、カリーからテイクチャージを奪ったり、マッチアップ相手や密集したペイントエリアでスティールするなど攻防両面で活躍。

「俺たちは戦い続ける。それが俺たちなのさ。この数か月間で、自分たちのアイデンティティを構築できたと思う」と自信を見せていたスマートについて、ファイナルが開幕する前に敵将スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が「ドレイモンド(グリーン)のガード版」と評していた。

 これにはグリーン本人も「確かにそうだ。彼はあのチームのエモーショナル・リーダーで、ある意味ディフェンスにおけるアンカーでもある。オフェンスではチーム全員を絡めてセットもしている。だから間違いなく(俺と)いくつか似ているところがある」とコメント。

 この件について、スマートは2日に行なわれたメディアデイでこう反応していた。

「それは最高の比較だね。チャンピオンで、すばらしいリーダーで、ものすごいディフェンダーのドレイモンドという男と比較されるなんて光栄さ。彼は自らの仕事を見事にこなしている。それに僕は、間違いなくドレイモンドがどうやって(チームを)引っ張っているか、どのようにしてプレーしているかを心にとどめているからね」。

 2016−17シーズンに最優秀守備選手賞(DPOY)を獲得したグリーンと、今季このDPOYを手にしたスマートは、ポジションこそ違うものの、今季NBAファイナルまで勝ち上がったチームで屋台骨を務めており、ヴォーカルリーダーでもある。

 セルティックスとウォリアーズによるシリーズはまだ始まったばかり。6日の第2戦ではどちらが勝利を収めるのか。両チームは今プレーオフで連敗をしていないことからも、次戦でウォリアーズがどんな対応を見せるかは必見だ。

【動画】ファイナル初戦で見せたスマートの好プレー集!