ボストン・セルティックスとゴールデンステイト・ウォリアーズによる今季のNBAファイナルは、第3戦を終えてセルティックスが2勝1敗とリード。第1、3戦をセルティックス、第2戦をウォリアーズが制している。

 もっとも、スコアリングの面で言えば、ウォリアーズのステフィン・カリーがここまでの全3試合でゲームハイの得点を奪っており、シリーズ平均31.3得点5.0リバウンド3.7アシスト2.7スティールと大爆発。

 通算6度目のファイナルをプレーするカリーは、ここまで過去5度のファイナルを上回る平均得点を残しているだけでなく、フィールドゴール成功率48.5パーセント、3ポイント成功率48.6パーセントと、ショット成功率でも自身のファイナルで最高の数値をたたき出している。

 6月9日(現地時間8日、日付は以下同)の第3戦では、第3クォーターで15得点の集中砲火。2メンゲームで相手ビッグマンが下がっていればすかさず長距離砲を繰り出し、それがことごとくリングに吸い込まれていった。ファウルトラブルに遭うなか、カリーはフィールドゴール成功率54.5パーセント(12/22)、3ポイント成功率54.5パーセント(6/11)で計31得点をマーク。

 ところが、セルティックスがディフェンスのギアを上げた第4クォーターでは2得点に終わっており、ルーズボール争いでアル・ホーフォード(206センチ108キロ)が乗っかってきたことで足を痛めてしまい、その後プレーを続けたものの、試合時間残り2分19秒にはベンチへ下がっていた。

 NBAファイナルは、試合の合間に2日間あるのだが、第3戦と第4戦は中1日間のみで、次戦は11日に行なわれる。その試合の出場が不安視されているカリーだが、10日のチーム練習では歩いて登場。

 この日ウォリアーズは出場時間の少ない選手たちのみがコートで練習をしただけで、ほとんどの選手たちは休養と回復する時間にあてていた。

 そしてカリーはこの12時間で何をしてきたかを聞かれて「10時間半は寝た。あとは氷が入ったバケツに何度か(足を)入れている」と語り、次戦に向けて出場する意向を口にしていた。

「今日をうまく活用して、明日の試合に向けて完璧な準備をしていく。できるだけ回復させて、治療を受けておく。第4戦がどれほど重要なのかは理解している。だからこの機会を楽しみにしている」。

 セルティックスとウォリアーズは、今プレーオフに入ってからいずれも連敗がなく、約2か月もの間、大崩れしていないことから、ここでウォリアーズがアウェイで連敗となれば、セルティックスが3勝1敗と王手をかけるだけに、なんとしてでも敵地TDガーデンで1勝しておきたいところ。

 11日のシリーズ第4戦は、ウォリアーズにとってマスト・ウィン・ゲームであり、勝利を手にするためにはカリーの活躍が不可欠。両チームの意地がコート内外でぶつかり合う次戦も必見のゲームになりそうだ。

【動画】第3戦の第3クォーターに15得点の集中砲火を見せたカリーのハイライト!