今季のNBAファイナルは、第5戦を終えた時点でゴールデンステイト・ウォリアーズがボストン・セルティックス相手に3勝2敗とし、2018年以来のNBAチャンピオンへ王手をかけている。

 ウォリアーズの主力として、初めてファイナルの舞台で戦うアンドリュー・ウィギンズは、第4戦で17得点16リバウンド、第5戦でも26得点13リバウンドと、2戦連続でダブルダブルの活躍を見せ、チームの2連勝に大きく貢献。

「夢見ていた舞台なのは確かだね。リーグにいて、ここ(NBAファイナル)は究極の舞台なんだ。これ以上の大舞台はないね。僕はアグレッシブにプレーした。いいゲームだったよ」。

 6月14日(現地時間13日、日付は以下同)に行なわれた第5戦後にそう語ったウィギンズは、ここまでのシリーズ5戦で平均38.4分18.4得点9.4リバウンド1.6アシスト1.0スティール1.2ブロック。プレータイムとリバウンド、ブロックでチームトップの数字をたたき出している。

 ちなみにウィギンズの父ミッチェルは、1980年代中盤から90年代序盤にかけてNBAで計6シーズンをプレーしたシューティングガード。ヒューストン・ロケッツの一員として86年にアキーム・オラジュワンやラルフ・サンプソン(ともに元ロケッツほか)らとNBAファイナルへ出場し、セルティックスに2勝4敗で敗れていた。

 もっとも、86年6月6日に行なわれたシリーズ第5戦で、ベンチスタートながらフィールドゴール成功率50.0パーセント(8/16)で16得点に7リバウンド2スティールを記録してロケッツも勝利。つまり36年の時を経て、ウィギンズ親子はセルティックスとのNBAファイナル第5戦で活躍し、チームの勝利に大きく貢献したのである。

 16日のチーム練習後、メディア対応をこなしたウィギンズは「プレーオフに入って、彼ら(家族)はほとんどの試合を見に来てくれている。皆とこの経験をシェアすることができるなんて信じられないよ」とコメント。

 さらに、父ミッチェルとは「試合について話しているんだ。彼は僕に何をすべきか、もっと良くなるためにはどうすればいいかと、僕のことを助けてくれるんだ」と話していた。

 17日に敵地TDガーデンで開催される第6戦でウォリアーズが勝利となれば、ウィギンズ親子にとって初のNBAチャンピオン、そして父ミッチェルが果たせなかった打倒セルティックスを、息子アンドリューが36年越しで叶えることとなる。