6月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行なわれたメディア対応で、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは今季どのように成長してきたかについてこう口にしていた。

「オールラウンドプレーヤーとして、多くの面で成長してきた気がするね。もちろん、プレーメイキングの面で成長したし、この数年よりも良くなっている。ディフェンス面でもそう感じているよ。だからたぶん今シーズンは僕にとってベストなシーズンじゃないかな。(昨シーズンは)オールNBA入りしていなかったのに、ファーストチームにも入ったからね」。

 キャリア5シーズン目の今季、テイタムはいずれもキャリアハイとなる平均26.9得点8.0リバウンド4.4アシストを残して3年連続でオールスターに選出。一昨季にオールNBAサードチーム入りしながら、昨季落選したものの、今季は初のオールNBAファーストチーム入りも果たした。

 そしてプレーオフに入ってからも活躍し続ける24歳のフォワードは、3度目の挑戦でカンファレンス・ファイナルの壁を突破し、セルティックスを2010年以来となるNBAファイナルという大舞台へと導く殊勲者となった。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズとの頂上決戦は、第5戦を終えて2勝3敗と王手をかけられており、17日にホームのTDガーデンでマスト・ウィン・ゲームとなる第6戦を迎える。

 セルティックスが今季NBAチャンピオンになるためには、もう1敗も許されず、まさに崖っぷちの中で次戦を迎えるのだが、テイタムはこの状況でも自信を失うことはなかった。

「どうやり返すかだと思う。それは決して簡単ではない。ものすごく難しいことなんだ。僕らはこれまでいくつか辛い敗戦を味わってきた。ミルウォーキー(バックス)との第5戦を落としたことはすっごくタフだった。(マイアミ)ヒートとの第6戦を落としたことも本当にタフだった」

「(だけど)そういった瞬間に、僕らはやり返してきた。それがなんでできたのか、正確には分からないけど、なんとしてでも勝ちたい、(その状況を)解決してやろうという強い意志がそうさせたんだと思っている」。

 今プレーオフのセルティックスは、ファーストラウンドでブルックリン・ネッツを4戦負けなしのスウィープで突破。だがバックスとのカンファレンス・セミファイナルでは2勝2敗で迎えた第5戦をホームで惜敗。その後アウェイで行なわれた第6戦を勝ち切り、第7戦も制してみせた。

 ヒートとのカンファレンス・ファイナルでは3勝2敗で王手をかけるも、ホームの第6戦を落とし、逆王手をかけられたのだが、第7戦を敵地でモノにしてきた実績がある。

 豊富な優勝経験を有するウォリアーズがそう簡単に屈するとも思えないが、ジェイレン・ブラウンは「全てが学ぶ経験になっている。今シーズンに学んだことをすべて身につけているんだ。僕らは挽回してきた。このシーズンをとおして、うまくやり返すことができていた」とこれまでの戦いぶりを振り返りつつ、今季のクライマックスに向けてこのように意気込んでいた。

「僕らはこのチャレンジを楽しみにしている。それを受け入れるしかないんだ。ほかの方法なんてないのさ。このシーズンで最後のホームゲームだから、自分たちの全てを持ち込んでいく。別に恐れちゃいない。ゴールデンステイト・ウォリアーズというチームに恐れなんて抱いていないよ。自分たちができるベストなバスケットボールをプレーしたい」。

 セルティックスはファイナルの第4、5戦を続けて落としたことで、3月以来初、今プレーオフで初の連敗を喫している。シリーズの流れはウォリアーズに傾いているなかで、このチームが逆王手をかけて第7戦へと引き延ばすことができるのか。第6戦も必見のゲームだけに、目が離せない。

【動画】第5戦の後半開始から10−0のランを見せたセルティックスのハイライト!