6月24日(現地時間23日)のNBAドラフト2022で、ほんの前日まで全体1位指名と予想されていたのは、オーバーン大学1年のジャバリ・スミスJr.だった。

 208センチ99キロのフォワードは、平均16.9得点7.4リバウンド2.0アシスト1.1スティール1.0ブロックに3ポイント成功率42.0パーセント(平均2.3本成功)という好成績を残す有望株の1人。

 ところが、全体1位指名権を持っていたオーランド・マジックはデューク大のパオロ・バンケロを指名。続いてオクラホマシティ・サンダーが全体2位でゴンザガ大のチェット・ホルムグレンを指名し、ヒューストン・ロケッツが全体3位でスミスJr.を指名。

「僕は競争心を持ち込むことになるだろうね。それにシュート力、得点力、複数のポジションをガードできる能力、そして勝利するための意欲だ。僕はチームプレーヤーなんだ。だからチームへそういったことをもたらしたい」。

 ドラフト後の会見でそう語ったスミスJr.にとって、イースタン・カンファレンスのマジックよりも、ウェスタン・カンファレンスに所属するロケッツの方が好都合だったのかもしれない。

 というのも、「レブロンと対戦するのが一番楽しみだね。僕は彼をアイドルとして見て育ってきた。だから彼と対決するのを楽しみにしている」と話していたからだ。

 レブロン・ジェームズが所属するロサンゼルス・レイカーズは、ロケッツと同じウェストに所属しているため、レギュラーシーズンで最大4試合も対戦する機会がある。これが対イーストのチームだと2回のみのため、レブロンと対戦する回数は明らかに増したと言っていい。

 ロケッツにはジェイレン・グリーンやケビン・ポーターJr.、ケニョン・マーティンJr.にアルペレン・シェングンといった魅力的な若手が所属しており、スミスJr.は彼らと共に、再びプレーオフ常連チーム、そして覇権争いへ参戦できるチームとなるべく来季から戦うこととなる。

 そんなスミスJr.は、これから始まるNBAキャリアのゴールや達成したいことなどについてこう話していた。

「僕が成し遂げたいゴールというのは、NBAでチャンピオンシップを勝ち取ること、オールスターに複数回選ばれること、あとは最終的に殿堂入りする選手になって、いつの日か史上最高の選手の1人に名を連ねること。

 でも、とにかく僕は優勝したい。それに勝者となり、常にプレーオフで勝ち上がって、常に王座を争っている存在でありたい。それが僕の望むことだね」。

 はたして、今季リーグワーストの20勝62敗に終わったロケッツで、スミスJr.はチームへどんなインパクトをもたらすことができるのか。まずは来月に行なわれるサマーリーグで活躍することを楽しみに待ちたいところだ。

【動画】ロケッツから指名されたスミスJr.のハイライトプレー集!