今季シカゴ・ブルズはレギュラーシーズンをイースタン・カンファレンス6位の46勝36敗で終え、5シーズンぶりのプレーオフ出場を飾った。

 その大舞台ではミルウォーキー・バックスの前に1勝4敗で敗れたとはいえ、デマー・デローザンやロンゾ・ボール、アレックス・カルーソ、デリック・ジョーンズJr.、アヨ・ドスンムといった選手たちは新加入選手で、ボールやカルーソ、パトリック・ウィリアムズはケガのため長期離脱を余儀なくされていたこともあり、苦難のシーズンでもあった。

 プレーオフで昨季覇者と戦ったことで新たな経験を手にしたブルズは、来季以降にプレーオフ1回戦突破、そして1998年を最後に遠ざかっている王座獲得を目指して優勝争いへ参戦できるチームを形成していきたいところ。

 そのためには、今夏制限なしフリーエージェント(FA)となるザック・ラビーンとは是非とも再契約を結びたい。チーム最古参となる在籍5シーズン目を終えたウィングプレーヤーは、2シーズン連続でオールスターに選出されており、今季はキャリア8シーズン目にして初のプレーオフ出場を果たした。

 ブルズのバスケットボール運営部副代表アルトゥラス・カルニショバスは、6月28日(現地時間27日、日付は以下同)に行なわれたドラフト指名選手の会見で「我々はザックに長い間ここにいてくれることを望んでいる。そのことについては何も変わっていない」と口にしており、シーズン終了時から再契約を希望するスタンスに変わりはない。

 今季は1月中旬以降に左ひざのケガに悩まされたとはいえ、平均24.4得点4.6リバウンド4.5アシストを残した。先月には同箇所の手術を受けたことで、「彼は健康体になっていくと思う。彼は今、最高の状態へと前進していると私は見ている」とカルニショバスが話していることから、健康面の不安はほとんどないようだ。

 キャリア初の制限なしFAとなるため、ラビーンは他チームとの交渉の末に超高額なオファーを提示されてサインすればその時点で移籍が決まってしまう。

 とはいえ、提示できる契約金だけで言えば、ブルズが有利なのは明らか。他チームとの契約は4年で最大1億5700万ドル(約211億9500万円)だが、ブルズと再契約となれば5年で最大2億1200万ドル(約286億2000万円)という超巨額な契約を結ぶことができる。

 7月1日からスタートするFA選手との交渉解禁に向けて、カルニショバスは「私には自信がある。この数日間でフリーエージェンシーに向けてアプローチしていくことに自信がある」と話していることから、ブルズはラビーンとの再契約に向けて全力を尽くすことだろう。

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