7月20日(現地時間19日、日付は以下同)。『NBC Sports Washington』へ、ゴンザガ大学のマーク・フューHC(ヘッドコーチ)のインタビューが掲載された。

 先日までラスベガスで開催されていた「NBA 2K23 サマーリーグ」の期間中、会場へ足を運んでいた指揮官は、1999−2000シーズンから同大で指揮を執りつつ、昨年にはアメリカ代表のアシスタントコーチ(AC)にも就任。今後はスティーブ・カーHC(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を支えるコーチングスタッフとしてサポートしていくこととなる。

 フューHC就任後、ゴンザガ大はドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)やケリー・オリニク(デトロイト・ピストンズ)、ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)、ジェイレン・サグス(オーランド・マジック)など、数多くの現役NBA選手を輩出。

 なかでもウィザーズには19年のドラフト1巡目9位指名の八村塁、21年のドラフト1巡目15位指名のコーリー・キスパートが所属。両選手とも昨季ローテーション入りしており、今季もセカンドユニットの中心として活躍することが期待されている。

 ゴンザガ大で3シーズン、八村の成長を見届けた指揮官は、NBAキャリア3シーズン目となった昨季についてこう話していた。

「塁は今年、シューティングの面ですばらしい仕事をしていた。そこは皆が疑問視していたと思う。彼にとって、昨シーズンはオリンピックもあったから非常に長く感じたことだろう。スポーツで国を代表してプレーすることのプレッシャーがどれほどのものなのか、皆は理解していないと思う」。

 八村は昨夏に日本のトップスコアラーとして東京オリンピックへ出場。チームはグループラウンドで3戦全敗を喫してしまったものの、八村は平均22.3得点6.7リバウンド2.0アシストをマーク。

 その後、個人的な理由によりトレーニングキャンプへ参加できず、プレシーズンも全休し、調整を続ける日々を送った日本人フォワードは、昨季開幕に出遅れてしまい、初出場を飾ったのは今年1月10日と、昨季最初の39試合を欠場することに。

 それでも、主にベンチスタート起用となるなか、42試合で平均22.5分11.3得点3.8リバウンド1.1アシストにフィールドゴール成功率49.1パーセントを記録。そして最初の2シーズンで成功率31.3パーセントだった3ポイントは昨季44.7パーセントまで急上昇。試投数(平均2.9本)、成功数(同1.3本)でも自己最高を残した。

 フューHCは「フロアへ戻ってから、彼のスマイルと楽しんでプレーしている姿が見てとれた。あのチームのためにプレーする彼を見るのが私は本当に大好きでね」と、NBAでプレーしている教え子の成長を称えていた。

 キャリア4シーズン目を迎える八村は、今季もカイル・クーズマのバックアップとして開幕を迎える予定。ウィザーズはブラッドリー・ビールとの再契約に成功したほか、ドラフト1巡目10位でジョニー・デイビス、トレードでウィル・バートンとモンテ・モリス、フリーエージェント(FA)戦線ではデロン・ライト、タージ・ギブソンをロースターへ加えることに成功。

 特にキャリア13年を誇る37歳のギブソンは、ディフェンス向上を課題に挙げていた八村にとって大きな存在となるに違いない。

【動画】昨季最終戦で21得点をマークした八村のハイライト!