2019年のドラフト指名組で、今夏にマックス額の延長契約を締結したのはここまで3選手のみ。1巡目全体1位指名で一昨季にオールスター入りしたザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、同2位指名で昨季オールスター初選出に加えてMIP(最優秀躍進選手賞)、オールNBAセカンドチームにも選ばれたジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、そして同5位指名のダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ)だ。

 22歳のポイントガードは、3年目となった昨季に平均21.7得点3.3リバウンド8.6アシスト1.3スティールを残してオールスターに選ばれ、自己最高のシーズンを送っており、この3選手は5年1億9300万ドル(約262億4800万円)という巨額契約にサイン。今季オールNBAチーム入りできれば、契約総額は2億3100万ドル(約314億1600万円)まで跳ね上がることとなる。

 そんななか、ガーランドは先日ポッドキャスト番組「Varsity House」へ出演し、今季のチームについて自信をのぞかせていた。

「僕らはもっと良くなっていけると思う。このチームなら次のシーズンにイースタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進めると僕は思っているんだ。僕らは挑戦と受け止めて舞い戻ってくる。…若いチームなんだ。昨シーズンはいくつもの逆境と向き合ってきた。だからこの位置にいるのはいいことさ。でも僕らは満足なんてしていない。僕らは皆、やってやる準備はできているよ」。

 昨季はレギュラーシーズン途中までイースト上位をキープしていたキャブズだが、コリン・セクストン(現制限付きフリーエージェント)、リッキー・ルビオがケガのため戦線離脱、3月にはオールスターに選ばれた守護神ジャレット・アレンも離脱となって戦力ダウン。

 イースト8位の44勝38敗でレギュラーシーズンを終えるも、プレーイン・トーナメントでブルックリン・ネッツ、アトランタ・ホークスに敗れてあと一歩のところでプレーオフ進出を逃していた。

 セクストンの去就こそ決まっていないものの、このチームにはガーランドにアレン、エバン・モーブリー、キャリス・ルバート、ケビン・ラブ、ラウリ・マルッカネン、アイザック・オコロといった選手たちが在籍しているほか、今夏のFA戦線でルビオを呼び戻し、ガーランドの控えにハウル・ネト、アレンの控えにはロビン・ロペスというベテランを加えており、戦力アップに成功。

 ルビオの復帰時期は未定ながら、コート内外でリーダーシップを発揮できるベテラン司令塔がいることはガーランドら若手にとって心強く、2年目を迎えるモーブリーら若手の成長、キャブズで初のフルシーズンを迎えるルバートがさらにフィットできれば、昨季以上の戦績を残す可能性はあるだろう。

 ただ、昨季イーストを制したボストン・セルティックス、イースト決勝で第7戦まで戦ったマイアミ・ヒート、堅実な補強で戦力保持に成功したミルウォーキー・バックス、戦力増強したフィラデルフィア・セブンティシクサーズなど、イーストは今季も激しい団子レースとなりそうな様相だけに、キャブズがどこまで食らいついていけるか注目していきたい。

【動画】ガーランドの昨季ハイライトプレー集!