今夏ザイオン・ウィリアムソンはニューオーリンズ・ペリカンズと5年1億9300万ドル(約258億6200万円)のマックス額で延長契約にサインした。

 今季ザイオンがオールNBAチーム入り、あるいはMVP、最優秀守備選手賞(DPOY)に選ばれれば、この契約総額は2億3100万ドル(約309億5400万円)まで跳ね上がることとなる。

 2019年のドラフトでペリカンズから1巡目全体1位指名されたフォワードは、ドラフト同期のなかでいずれもトップとなるキャリア平均25.7得点7.0リバウンドを残しており、2シーズン目となった20−21シーズンにオールスター初選出を飾っていることから、リーグ有数の若手選手と言っていい。

 ただ、公称198センチ128キロというサイズが示すとおりの巨漢で、超人的な身体能力が備わっているとはいえ、ケガをしてしまうとコートへ立つこともできないため、この体型は諸刃の剣でもある。

 実際、ルーキーシーズンは72試合のうち出場は24試合のみ、一昨季こそ72試合中61試合をプレーするも、昨季はオフに負った右足の骨折からの回復が遅れてしまい、シーズン全休となっていたことから、コンディション不良によって試合にさえ出場できない可能性があることも否定できない。

 すると7月29日(現地時間28日)に地元メディア『nola.com』へ掲載された記事の中で、ザイオンのマックス額の延長契約には体重に関する付帯条項があると報じている。

 現在22歳のザイオンは、デューク大学時代が公称285ポンド(約129.3キロ)で、ペリカンズでは284ポンド(約128.8キロ)。だがこれまで下半身のケガに悩まされてきた男は、昨秋のトレーニングキャンプ時には300ポンド(約136.1キロ)以上のオーバーウェイトだったと『The Times-Picayune』が今年2月に報じていた。

 そのため、この延長契約ではケガを回避して良好なコンディションを維持させるべく、体重(ポンド)と体脂肪率(パーセント)の合計が295を上回ると保証されていた金額が減額されることになると同メディアが報じている。

 昨季ペリカンズはザイオン不在ながら、ブランドン・イングラムやヨナス・バランチュナス、途中加入のCJ・マッカラムといった選手たちを中心にプレーオフまでこぎ着けただけに、この男がラインナップに加わることで戦力増強は確実。

 ザイオンが良好なコンディショニングを保持することは、チームと本人の将来にとっても重要であることから、是非とも体重管理をしてコートに立ち続けてほしいところだ。