今夏KDことケビン・デュラントがブルックリン・ネッツへトレードを要求したと報じられてから1か月が経過しようとしているも、合意というニュースは入ってこない。

 現時点で移籍先候補として浮上しているのはマイアミ・ヒート、トロント・ラプターズ、そしてボストン・セルティックスの3チーム。なかでもセルティックスは昨季イースタン・カンファレンスを制したチームで、プレーオフのファーストラウンドでネッツを4戦負けなしのスウィープで撃破したチームだけに、当初報じられた時は衝撃だった。

 7月26日(現地時間25日、日付は以下同)。『ESPN』はセルティックスがデュラント獲得のためにジェイレン・ブラウンと複数のドラフト1巡目指名権をネッツへ提示と報道。

 『The Athletic』によると、セルティックスがブラウンとデリック・ホワイトに複数のドラフト指名権をつけたパッケージを提示もネッツは拒絶し、ブラウンとマーカス・スマート、さらにはローテーションプレーヤーをもう1人とオファーしてきたという。

 セルティックスはエーススコアラーのジェイソン・テイタムこそトレード要員にしていないものの、ブラウンはテイタムと共に得点源を務める重要な選手であり、スマートは最古参となる在籍8シーズン目を終えたチームのハート&ソウルだけに、そう簡単に手放すことはないだろう。

 スマートはオールディフェンシブファーストチームに3度選ばれた実績を持つ190センチ99キロのガードで、昨季は最優秀守備選手賞(DPOY)にも輝いた28歳。複数のポジションをガードできるスイッチディフェンダーで、身体を張ったハッスルプレーでもチームを盛り立てる好選手。

 ではなぜネッツがデュラント放出の見返りにブラウンだけでなくスマートも求めてきたのか。『Hoops Hype』のマイケル・スコット記者が28日に報じたところ、ネッツのショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)が長年スマートのファンだったからで、ブラウンとスマートを提示できるのであれば、ネッツ側はドラフト指名権を多くは必要としないという。

 はたして、リーグ史上最高級のスコアラーで引退後の殿堂入りが確実なスーパースターは今季どのチームでプレーすることになるのか。セルティックスだけでなく、ヒートとラプターズの動きにも注目していきたい。

【動画】昨季DPOYに輝いたスマートのベストディフェンシブプレー集!