レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、来シーズンでNBAキャリア20周年を迎える。

 400万ドル(約5億3000万円)のルーキー契約で地元のクリーブランド・キャバリアーズからデビューしたレブロンは、年々契約金を更新。2021−22シーズンは、リーグ全体6位となる4118万ドル(約54億8000万円)のサラリーを受け取った。

 レブロンとレイカーズの契約は、2022−23シーズンをもって満了を迎えるが、8月5日(現地時間4日)に2年9710万ドル(約129億円5000万円)の契約延長を結ぶ資格を得た(2年という契約期間の制限は、NBA団体交渉協約で定められているOver38ルールによるもの)。もちろん、単年契約を選択する可能性もあるが、契約期間が2年の場合、2年目はプレーヤーオプション扱いになるため、レブロンにとって不利益はない。

 そして『ESPN』の報道によると、レブロンがレイカーズとの新契約に合意すれば、キャリアの収入合計額は5億3200万ドル(約709億5000万円)に達し、バスケットボール選手史上最高額を記録するという。なお、この金額にはナイキとのエンドースメント契約や、映像会社『スプリングヒル・エンターテイメント』での収益が含まれていないことを強調しておきたい。

 一方、レイカーズは仮にレブロンとの契約延長に合意しても、来夏に2300万ドル(約30億7000万円)のキャップスペースを残している。仮にテイレン・ホートン・タッカーが1100万ドル(約14億7000万円)のプレーヤーオプションを破棄したり、トレードされたりするとそのスペースはさらに拡大する。

 しかし、この先もNBAのビジネス規模が拡大の一途を辿ることになれば、キングの記録を更新する選手は遠からず現れることになるだろう。

 現にニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)は、今夏に5年2億6400万ドル(約351億9000万円)のスーパーマックス契約に合意しており、契約最終年には6000万ドル(約80億円)という驚異的な年俸を手にする。もちろん、引退のタイミング次第ではあるが、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)といった新世代のスターたちは、レブロンの記録を塗り替えるポテンシャルを秘めた筆頭株だ。

 果たして、レブロンは引退までにいくらの契約金を手にするのだろうか。未だ衰え知らずの怪物だけに、次回が最後の契約になるとは限らないはずだ。

 文=Meiji