8月17日(現地時間16日)。『The Athletic』にゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)と、NFL(フットボール)のサンフランシスコ・フォーティナイナーズのジョン・リンチGM(ゼネラルマネージャー)、カイル・シャナハンHCの関係に関する記事が掲載された。

 ウォリアーズで指揮を執って8シーズン目を終えたカーHCは、レギュラーシーズン通算429勝200敗(勝率68.2パーセント)、プレーオフ通算93勝34敗(勝率73.2パーセント)を誇り、NBAファイナルには6度進出し、昨季も含めて計4度の王座を獲得。

 そのウォリアーズと同じベイエリアを本拠地に置くナイナーズは、2019年にスーパーボウル進出を飾ったチームで、シャナハンHCは昨年まで5シーズン指揮を執ってきた。

 この日公開された記事のなかで、カーHCはウォリアーズのフランチャイズプレーヤーとなったステフィン・カリーについてこう口にしていた。

「誰もがいつもステフについて知りたがる。そこで私は彼の持つ人間性がどれだけ大きいかについて話すんだ。もちろん、彼は才能あふれる選手だ。でも大事なのは彼がどんな人物かということ。このチームにおける彼の強烈な存在感が、どれほど重要かということなんだ。彼がいるからこそ、このチームは雰囲気を作ることができる」。

 チーム在籍13シーズン目を終えたカリーは、34歳ながら依然としてリーグトップレベルのスーパースター。昨季は4度目の優勝を飾り、初のファイナルMVPにも輝いた。

 この男はハーフコートを超えればどこからでもショットを繰り出すことができ、それが高確率で決まってしまうだけに、相手チームは常に警戒しなければならず、ホームのチェイス・センターで3ポイントが決まってしまえば、流れを一気に引き寄せてしまうほどの破壊力がある。

 また、指揮官が語ったように、その人間性もカリーの魅力の1つで、努力を惜しまずに練習をこなし、NBAのスーパースターながら謙虚さも兼ね備えており、ウォリアーズを見事にまとめ上げているという。

 そこでリンチGMは「スティーブに聞いたことがある。私は試合を観ていて、あのチームの選手たちは(コートに出る)機会を手にすると、皆がステップアップしているように感じる、とね」と口にし、さらにこう続けていた。

「私としては『このグループは皆を魅了している。すばらしいね』と思ってね。そこでスティーブは『一番はステフのお陰だ。チームのベストプレーヤーが、誰よりもハードに取り組む選手の1人だからさ。あとはドレイモンド(グリーン)の存在だね。彼らがいることで期待が生まれる。選手たちが良くなっていくとね』って感じで話していたよ」。

 カリーとグリーン。静と動のように両選手のキャラクターは大きく異なるものの、互いにチームの勝利を最優先とし、長年ウォリアーズを引っ張ってきた。彼らの指揮官を務めてきたカーHCは、選手たちへ絶大な信頼を置いており、それがこのチームのケミストリーを高め続けているのだろう。

 特にカリーの持つ人間性は唯一無二で、ウォリアーズを魅力的なチームにしているだけでなく、長期間に渡って覇権争いへ参戦できる競争力を持ったチームでいられる理由の1つと言っていいはずだ。

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