8月30日(現地時間29日)。“ドクターJ”ことジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が『Bally Sports』のNBAインサイダー、ブランドン“スクープB”ロビンソンへ持論を語った。

 今回NBAのレジェンドが口にしたのはオフシーズン中、あるいはシーズン中も話題になる“G.O.A.T.(the Greatest player Of All Time=史上最高の選手)論争”だ。

 70年以上の歴史を誇るNBAで、史上最高の選手は誰なのかというのは永遠のテーマとも言えるのだが、最も多く名前が挙がるのは1990年代にシカゴ・ブルズで2度の3連覇を達成し、史上最多となる6度のファイナルMVPを手にしたMJことマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)。

 ほかにはウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)といった選手たちが挙がるものの、次点にいるのはレブロン・ジェームズ(レイカーズ)というのが一般的だ。

 マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズで計4度の優勝を勝ち取ったレブロンは、ジョーダンに次ぐ歴代2位の4度のファイナルMVPに輝いている。

 だがアービングはこの“G.O.A.T.論争”について「あれはあくまでファンたちの議論であって、選手たちによる議論ではないと思う。だから私はそこから出ていくよ。私の史上最高の選手は、カリーム・アブドゥル・ジャバーなんだ」と発言。

 ジャバーはミルウォーキー・バックスとレイカーズで計20シーズンをプレーし、スカイフックを武器にNBA歴代最多の通算3万8387得点を残してきたビッグマン。ジョーダンと並ぶ計6度の優勝、シーズンMVPには歴代最多となる6度も選ばれた。

 今季レブロンがジャバーの記録を抜き去り、通算得点で歴代トップに躍り出ることが濃厚なのだが、アービングはそのレブロンとジョーダンによる“G.O.A.T.論争”についてこう釘を刺していた。

「人はいつも、誰が何を成し遂げたのかを比較している。レブロンはあと6年、あるいは1年プレーするかもしれない。それは誰にもわからないじゃないか」。

 今季でキャリア20シーズン目に突入するレブロンは、年末に38歳を迎える大ベテランなのだが、依然としてリーグトップレベルの実力を誇っており、あと何年プレーすることになるのかは誰にも分からないことであり、今後この男が優勝回数を伸ばす可能性も残されている。

 そのため、約20年前に現役を終えたジョーダンと、今なお現役としてプレーを続けるレブロンを比較するのは「非常に主観的だ」とアービングは話していた。

 ただ、これはオフシーズン恒例のテーマの1つであり、ファンだけでなくメディアやレジェンドたち、さらには現役選手たちも自らの意見を語る傾向があるため、これから先もずっとこの議論は続いていくことだろう。

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