ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、9月1日(現地時間8月31日、日付は以下同)に母校デイビッドソン大学で社会学の学士号を取得して卒業証書を受け取り、アスレティック部門で殿堂入りし、背番号30番が同大史上初となる永久欠番になった。

 すると翌2日にはシャーロットで功績を残したスポーツ選手としてカギを受け取った。カリーは1988年3月14日にオハイオ州アクロンにある病院で生まれたものの、父デルが翌88−89シーズンからシャーロット・ホーネッツへ移籍し、10シーズン在籍したこともあり、ノースカロライナ州シャーロットがホームタウンとなっている。

 シャーロット・クリスチャン高校、デイビッドソン大もノースカロライナ州にあり、カリーはNBA入りするまで同州で過ごし、シャーロットが故郷となっていた。

 この日カリーは「僕はゴールデンステイトでキャリアを終えたいといつも言ってきた。それはあそこで得た経験、チームメートたち、それに今も旅は続いているからなんだ。それらは僕にとってものすごく大きなことだから」と発言。

 2009年のドラフト1巡目7位でウォリアーズから指名されてから、カリーは昨季で在籍13シーズン目を終えた。在籍期間はクリス・マリン(元ウォリアーズほか)と並んで球団史上最長タイながら、すでに通算得点やアシスト、スティール、出場試合数など複数部門でフランチャイズ史上最多記録を保持しており、直近8年間で4度の優勝を飾っていることからも、カリーはすでにウォリアーズのフランチャイズプレーヤーとなった。

 ただ、カリーの故郷にはホーネッツというチームがある。「皆がいつも言ってくるんだ。『ホーネッツで1年間プレーしてみたいか?』とね」とホームタウンのヒーローへ問いかけてくるという。

 ウォリアーズはウェスタン・カンファレンス、ホーネッツはイースタン・カンファレンスに所属しているため、レギュラーシーズンで対戦するのはホームとアウェイの各1試合で、シャーロットでプレーするのはオールスターやNBAファイナルで対戦しない限り、年に1回しかない。そのため、故郷でカリーを応援するファンたちからすると、シャーロット出身のスーパースターが故郷のチームでプレーする姿を見てみたいのは当然だろう。

 カリーは「いや。僕はどんなニュースであろうと流したりしない。それに約束だってしないよ」と口にしたものの、故郷でプレーすることを夢見るファンへ「僕が言えるのは、もしウォリアーズ以外でプレーしたいチームがあるとすれば、そこ(ホーネッツ)になるということ」と話していた。

 カリーは17、18年に次ぐ自身2度目の2連覇を目指して、今季を迎えることとなる。昨季ファイナルMVPに初選出され、自信を増したスーパースターにとって、シャーロットがホームタウンであることに変わりはないものの、NBA選手としてプレーしているのはウォリアーズであり、チャンピオンチームのベストプレーヤーとして君臨している。

 NBAキャリアが終わりを迎える頃、あるいは終盤にどんなことが待ち受けているかは誰にも分からない。ただ、カリーがNBA入りからずっと過ごしているベリエリアから離れることはさすがにないだろう。

【動画】カリーがNBAキャリアの中で沈めてきたクラッチショット集!