今年1月。ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、左ひざの前十字靭帯(ACL)断裂、右足のアキレス腱断裂という相次ぐ大ケガから約2年半ぶりに復帰してみせた。

 一昨季まで2シーズンを全休していた元オールスターガードは、昨季レギュラーシーズンで32試合に出場。出場時間に制限があったとはいえ、平均29.4分20.4得点3.9リバウンド2.8アシストに3ポイント成功率38.5パーセントをマーク。

 3年ぶりとなったプレーオフではプレータイムが平均36.0分まで伸び、19.0得点3.9リバウンド2.3アシスト1.1スティールを記録。3ポイントも成功率38.5パーセントで平均3.5本を決め切り、堅実なディフェンスでもチームを支え、4年ぶり4度目の優勝を手にした。

 シーズン終了後、トンプソンはMLB(野球)の試合中に美味しそうにビールを喉へ流し込む様子が動画で拡散されるなど、充実したオフシーズンを送っている。

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、9月9日(現地時間8日)に『95.7 The Game』の「Damon and Ratto」へ出演した際にトンプソンについてこう話していた。

「彼はまるで最高の夏を過ごしているようだ。彼は今、すばらしいところにいる。(ケガから)復帰して、健康体だからね。それに弟のトレイス(ロサンゼルス・ドジャース)がホームランを打っているしね」。

 現在オフを満喫しているトンプソンにとって、今月下旬から始まるトレーニングキャンプは4シーズンぶりのこと。チームへ合流し、トレーニングキャンプとプレシーズンゲームを経てレギュラーシーズン開幕を迎えることができるだけに、しっかりと準備もしていることだろう。

「クレイは今、ものすごく幸せなのさ。キャンプが始まるのが楽しみなのさ。今シーズンの彼はもっと堅実になってくれると期待しているよ。今のコンディションを保持し、健康体でいられるのだから、夏の間ずっと鍛えることができるからね」と指揮官は期待を寄せる。

 2連覇を目指すウォリアーズの今季予想スターターは、バックコートにステフィン・カリーとトンプソン、フロントコートにはアンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニーという不動の布陣。

 今夏のフリーエージェント(FA)戦線でベンチメンバーこそ変動があったものの、ドンテ・ディビンチェンゾとジャマイケル・グリーンという新加入組、昨季から残るジョナサン・クミンガやモーゼス・ムーディー、昨季ケガのため全休したジェームズ・ワイズマンといった選手たちがおり、充実の戦力を有している。

 その中で、健康体で開幕からプレーするトンプソンがどんな活躍を見せてくれるのか。まずは30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナで開催されるプレシーズンゲーム「NBAジャパンゲームズ2022」で、トンプソンが繰り出すプレーを楽しみに待ちたいところだ。

【動画】昨季待望の復帰を飾ったトンプソンの好プレー集!